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昨日まで私の講演の補助線として
蛇信仰を書いて来ましたが
昨日、店を覗いている人がいるので
「どうぞ見学できますよ」と呼び込むと
入って来たのは「日本に来て17年になります」という外国人
「どちらからですか」と訊くと「ローマ人です」とのこと😮
「何故イタリア人でなくローマ人なんですか」と言うと
「イタリアも北のほうは言葉が通じないほど違うんです
そこでローマ人と言ったのです」
「なるほど、ローマ人の誇りがあるんですね」😅
「まあ、そうです」とのこと
「古代ローマの石造建築は18世紀になるまで造れなかったそうですね」
「ええ、中世には無理でした」
「でもあれだけの建物を造るには木材も大量に使ったのでしょう?コロや足場に」
「でしょうね、テルマエでも大量に木を燃やしましたし」😮
「大浴場は50の焚き口があり、1日に2000トンの木を燃やしたとか
それに帆船の建造にレバノン杉を切り尽くし、エチオピアまで買付に行って
レバノン杉の倉庫には鍵をしたそうですね」と言うと
「よく知ってますね、それに羊を飼ったせいで山に木が失くなったのです」
「それで森が失くなり、アニミズムや多神教が失くなったのでしょう」

ティンティナブラム、男性器がネズミの形をして多産を祈る呪物
これをローマ人に見せたら、よくこんなモノまで持ってますねと驚いていました

「そうです、そこから一神教になりキリスト教が広まったのです」😅
とのことで
「日本は稲作の水利共同体の水を分け合う文明で、源流の山や森を敬い
今でも蛇信仰や多神教が残っているんです
アマゾンまで牧場にしようという文明とどちらが良いですか」
と一席ぶちましたが
ローマ人もアニミズムの大切さが分かったかな😅

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