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手も無く足も無い体を持ちながら
地面を這い、木に上り、土に潜り、水の上を滑るように泳ぎ
獲物を絞め殺し、頭より大きな物も呑み込み
毒で敵を一撃で殺すことが出来る蛇は
多くの動物から畏怖の対象となった😮
それは竪穴住居に住む縄文人にとっても同じだったことだろう
しかし、縄文後期に稲作が始まり、稲籾を蓄える高床式の建物ができると
柱を登って稲を食べるネズミが新たな敵となった😮
そこで後期縄文人や弥生人は、ネズミの食害を防ぐため
蛇を米倉に住まわせるようにしたのではないだろうか😅

人がネズミのような小型哺乳類や樹上生活をする霊長類だったころ
何百万年も恐怖の対象だった蛇が、初めて人類の味方となったのである
そして脱皮を繰り返して成長する蛇は、生命の再生の象徴ともなり
アスクレピオスの蛇のように医療のシンボルになり

神社の注連縄ともなった😍
火野正平さんが
「子供の頃、家の天井裏に青大将2匹が棲んでいて
時々落ちてくるが
あれは家の守り神だと大切にしていた」と語ってましたが
ネズミの害から家や食料を守るためだったのでしょう😅
と今日も講演の補足として、蛇信仰について書いて来ましたが
講演で困ったのは
聴衆が無表情で、理解しているのかどうか分からなかったこと
「落語家殺すにゃ刃物はいらぬ、あくび一つで即死する」
という話は事実でした😰

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