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日本遺産「三徳山」の御幸行列と伝説

明日は日本遺産「三徳山」の御幸行列が5年ぶりに開催され三朝温泉大回りします
三徳山の伝説と共に紹介しましょう😍

三徳山の投入堂は国宝に指定されていますが、風雪にも震度6の地震にも耐え、1000年も断崖に建っているとは全く奇跡のお堂です😍

それでは投入堂はどうやって出来たのか伝説を紹介しましょう

大和の国の役行者は厳しい修行の後

三枚の蓮弁を「仏道に縁のある地に落ちよ」と虚空に放ちました
すると一枚は四国の石鎚山へ、二枚目は大和の吉野山へ、そして三枚目は伯耆の三徳山へ落ちました

そこで役行者は山を越え谷を渡ってはるばる三徳山へやって来ました

そして「この山に蔵王権現をお祀りしよう」とお堂を建てる場所を探しました

そしてある日のこと、頂上近くの絶壁にお堂を建てるのにピッタリな岩窟を見つけました

「よしここにお堂を建てよう」と言うと役行者は急いで山を降りました

早速役行者は飛騨の国から腕のよい匠を呼び寄せ

山の裾に立派なお堂を建てさせました

すると完成したお堂を前に、役行者はどっかと座り

護摩を焚いて一心不乱にお祈りを始めました

何時間たったことでしょう

役行者が「エイっ」と気合を掛けると

なんということでしょう

お堂は宙に浮き、断崖をめがけて飛んで行き

すっぽりと岩窟に収まったのではありませんか

このお堂は役行者が法力で投げ入れたことから「投入堂」と呼ばれるようになり

以来、この断崖絶壁に千年前の優美な姿で建ち続けているのです

現在、投入堂は岡倉天心の調査により国宝に、蔵王権現立像は重要文化財に指定され、全国から多くの人を集めています😍



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