見出し画像

「父の暦」と谷口ジローさんのこと😍

今日テレビでNHKの『72時間』を見ていると
フランス・パリのマンガ喫茶をやっていて
その中の一人が、谷口ジローの「父の暦」が好きだと語っていた😍

「父の暦」は一人の趣味豊かな理容師が
ダンスパーティである女性と知り合い、結婚して二人の子を授かるが 
鳥取大火で家と店を失ってしまい
父は家を再建するために仕事一筋の男になってしまった😓
裕福な家の出の母は、心の豊かさを忘れた夫に失望し
息子の担任の先生に心を奪われ家を出てしまう…😨
…東京で働いている息子が父の葬儀で帰郷し
親族から色々な話を聴いて父の心を理解する…
というようなストーリーだったが
「父の暦」がビッグコミックに連載中に
谷口ジローさんから電話が掛かって来たことがあった😆
「戦後間もなくには出張理容がありましたか?」とか
「営業時間はどのくらいでしたか」というような
時代考証に関する質問だった
それは谷口ジローさんの鳥取三部作の仕掛け人が
旧知の鳥取市民図書館のN館長だったから
理容の歴史ならと私を紹介したらしい😅
私の父も独身時代は、カメラに凝ったり、ギターを弾いたり
絵を書いたりと、趣味豊かな人間だったようですが

父が私の弟をカットしている写真です

結婚して男の子4人が出来た後は、家族を養うため仕事一筋となり
自分の趣味を楽しむ様になったのは、私が店を継いだ後からだった😓
理容は日曜日が稼ぎ時なので
一般の父親のように子供と一緒に遊ぶことも出来ないのも
寂しかったのではないか😓
と、「父の暦」から私の父の事を思い出しましたが

「父の暦」の父に何故かそっくりです
終戦後復員した頃は、栄養失調で髪が赤くなり
「えらい背の低い進駐軍だな」と笑われたとか😅

今は、「もっと父を理解するべきだった」と後悔する主人公の気持ちです😓

谷口ジローさんは二度来店されました😍

谷口ジローさんはフランスでの評価が日本より高い漫画家で
眼差しの優しさが小津安二郎の映画を思わせます😍

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?