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修士課程を目指したきっかけ

 私が修士課程を目指したきっかけは以下の4つである。

  1. 研究やってみたい

  2. 卒論に取り組んでみて、自分の能力の足りなさを痛感した

  3. 私が今関心のある分野について、今所属している大学では学べる環境がなかった

  4. 自分の能力を伸ばせる環境に身を置きたい

1-4のそれぞれについて説明する。

『1. 研究やってみたい』
 
私は好奇心旺盛である。大学では自分の興味の赴くままに他学部・他学科履修したし、コロナ期間中には計量経済学・統計学の勉強もちょっとしてみた。留学先では環境データ分析のクラスの聴講もした。私は数学がずっと苦手で、もともと得意ではない。高校数学は正直修められていない。(ほんとにやばい)一方、計量経済学や統計学は数学を一部使う。自分の不得意分野ではあるが、興味のあることならばやってみようじゃないの!となる。常に学び続けようとする自分の姿勢は結構いいところなのでは?と思う。
 もともとそんな性格なので学部で勉強していることにも一生懸命になってしまう。それに、学部では研究はほぼやらなかった。1, 2年は授業だし、3年はゼミがあるものの文献輪読がメイン、そして4年になった今である。やっと今自分の研究テーマについて考えているところである。もっと自分の興味関心のあることを掘り下げてみたい。それが「研究」するってコト・・・!?と考え、修士課程進学を決めた。

『2. 卒論に取り組んでみて、自分の知識・能力の不足を痛感した』
 私が卒論のことを考え出したのは去年2022年の秋ごろである。そこからほぼやらなかったりやったりのんびりしていた。文献はちょこちょこ読んでいた。その過程で、私は自分の知らないことが沢山あるということに改めて気づいた。それは、研究室探しをしている今もそうだ。知らないことが沢山ある。ある論文は30ページにわたって Genuine Savings と Climate Change の関係について分析していて、私はまず Genuine Savings を知らなかった。ちなみに Genuine Savings は環境白書に載っているので、特別珍しい単語ではないようだ。さらに、私はそこの分析手法を理解できなかった。この論文を理解できるまで読んだら1時間以上かかると思う。知識も能力も足りない。論文を理解することが難しい。理解したい、と思った。自分よりもできる人に指導していただいて、学問の高みを見てみたくなった。そのためには時間が必要で、修士課程の二年間がある。

『3. 私が今関心のある分野について、今所属している大学では学べる環境がなかった』
これが実はかなり大きい。だって、学びたいことが学べて今の環境に満足していればもう学業は(ひとまず)やりきったという気持ちになれるはずだから。これが全くないのだ。私が学びたいことは今の学部学科と少しつながっているものの、違う。私の興味あるテーマについて研究している教員がいない。私のやりたい研究手法で研究している教員がいない。したがって、環境を変えて、自分の興味あるテーマについてもっと沢山知りたいと思った。

『4. 自分の能力を伸ばせる環境に身を置きたい』
外部の研究室では今の研究室とまったく環境が違うのではないかと考えている。国際性と学生のモチベーションの二つだ。
まず国際性について、ある外部の研究室は留学生が多くて、ゼミの言語は英語になるし、論文も英語で書く。実質留学ではないか。海外大学院は難しいと考えていたが、日本でも求めれば国際的な環境は叶えられる。国際性がありアカデミックな英語を鍛えられるというのは研究室探しで必須条件にしようと思う。
次に、モチベーションについて。私の今の研究室は割とのんびりしている感じだ。あまり勉強を自発的にしないというか。もともと私の属している学科から院進する人が少ないというところからも、学科全体であまり勉強に力を入れている印象の人がいないなと感じていた。私はもうちょっと勉強したいという気持ちはあるため、それを絶対に叶えるためには、そういう環境を用意する必要がある。だから、一緒に切磋できる仲間がいるような研究室に所属したい。そういう点で留学生がいるのはとてもいい。彼らは目的があって、ハングリー精神があり、学業に真面目だからだ。(そういう人が多い印象である)


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