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【アラ50】佐渡国際トライアスロン2023 Bタイプ レース編

はじめに

本当なら6月の長崎五島のロングディスタンスを完走して、気持ちよくこのミドルのトライアスロンに参加する予定でしたが感染にて叶わず。ただ半年以上ロングに向けてトレーニングしてきたのでミドル完走はできそう

Bタイプ=ミドルディスタンス

スイム2km+バイク108km+ラン21.1kmというオリンピックディスタンスの約2倍、そしてAタイプの半分の距離。自分的にはざっくり1時間+5時間+2時間半くらいで夕方に戻ってくるつもり。制限時間も長めで安心。

今回の目標

まずは無事完走です。いずれAタイプにエントリーする時の下見も兼ねてます。とにかく全てが初めての場所なので、佐渡の空気を吸って食事をとってレースを楽しむことです。結果、とてもとても楽しかったです

自分的にはタイムが遅いことよりも「痙攣で動けない」「足が止まってしまった」といった事態のほうが、とても負けを感じます。その意味で最後までパフォーマンスを維持できたのは良かったです、勝ったど!

天気と水温

前日の雷からの大雨
車に避難中

レース前日にジュニアの大会が予定されていましたが、熱中症警戒アラートにて中止。実際ジュニアの時間帯は雷&大雨で開催できそうになかったです。おかげで夜は気温が下がって、当日はフルで開催できる天候へ

当日の朝の気温は24℃。水温は29℃と高め。九州から着いて驚いたのは意外に湿度が高いこと。ずいぶんと北上してきましたが、気温も水温も湿度までも九州なみで、これは自分に有利だなと。

ー スイム編 ー

◯スイム装備

バイクで使うトライウェアをはいて、上は夏用ファイントラックのインナーと心拍計のみ。ウェットスーツは元々袖なしで、腹まわりはサイズ不変ですが年々キツくなっている気が。太ももが肥大化してるのか・・?

◯補給とトイレ

今回ここに泊まりました(マジ)
詳しくは別章で

朝ごはんはam3:00に宿でいただき、あとは経口補水液やアミノバイタル、塩飴、スポーツ羊羹をおなかが空かない尿が近くならない程度に摂取。トイレはなぜか海沿いの公衆トイレがあいてました。

◯スイムスタート

前日のスイムゲート
スイムアップしたらここを通る

早くにトランジション準備が済んで、スイムチェック早めに入って試泳が終わったら飲み水ないしトイレもなくて。横に座った選手とお話しました。関東のチームだったかな?ランカウィやケアンズの話ききました。

スタートは50分以上かかる最後尾からスタート。バトルは悪意あるのはなく、ちょいちょい手足がぶつかるくらい。意識するのは、しっかりヘッドアップ(目標物確認)しっかりヘッドダウン(抵抗を減らす)。

場数を踏んでいるので周りを冷静に見れて、泳力はあるのに左右にギザギザに進む選手をもったいないなぁと思ったり、バタ足を力いっぱいやってバイクにひびきそうな選手がいたり。2ビート2ストロークを意識

◯スイムフィニッシュ

沖合のブイを折り返したら会場側の目標を見失いました。前日に海上から陸上の目印を確認しておくと良さそう。砂浜に近づくと若干離岸流のような流れがありスピードダウン。こりゃー2周するならこの辺きつそうだ。

例によって、自分のウォッチでスイムのタイムは測っていません。だいたい慌てて計測失敗しバイクにひびくので。時計の盤面も針時計設定にして、おおよその時間を確認するくらい。1時間たってなかったので上々

スイム終わってシャワーに向かったら、その下でウェットを脱ぐひとでいっぱい。自分はシャワーなしでも脱げるので、少し水を浴びてその場を離れます。タイムは50分弱で最後尾のほうですが、今はこれでよい。


ー トランジション1 ー

なぜかこの大会は、T1タイムを出してくれます。自分のスタンスとしては長いバイクパートに向けて確実に準備する。まず今回トランジションでしたことはトイレにならぶw。スイム前から小をガマンしていたので。

8月のショートのレースでは日焼けで苦しんだので、袖のあるバイクジャージアームカバー、首の日焼け防止のバンダナキャップを装着。日焼け止めも塗り直して、T1タイム12分⇨平均の2倍!?、でも今はこれでよい。


ー バイク編 ー

Bタイプは佐渡を半周
Aタイプは上半分もコース

◯バイク装備

10年前のモデルですが
毎回いい仕事してくれます

2019年長崎五島は初ロングチャレンジで失敗したので、バイクは坂道&島風に強い装備になっています。基本同じ装備で大丈夫でした。バイクボトルはサドル後ろに、上り下りも基本DHバーで進みます。

今回レースナンバーベルトは使用しませんでした。バイクパートでは締め付けられるのが嫌だったのと、自分の場合ランでベルトがくるくる回るのがストレスでしたので安全ピンで直接はりました。

◯補給とゴミ入れ

トレランではおなじみ
使用後アミノバイタル臭が残るのが・・

今回試したのがサロモンのソフトフラスクに3〜4本ジェルを入れる方法。他のトライアスリートのブログに書いてあって、元々トレランで使用するアイテムですがジェルの蓋を開ける作業が不要となります。

自分が心配したのは、バイクジャージの後ろポケットから落ちないかということだったのですが全然大丈夫でした。これでアミノバイタル摂取は楽にできて、他にはスポーツようかんメダリストの塩ジェル

最初は15分ごとに順番で摂取してましたが、エイドステーションで何度もアクエリアスや水をもらっているうちにわからなくなりました。トップチューブ上のバッグはゴミ入れに使用し便利でした。

◯バイクスタート

スイムからランの練習は良くしていたのでバイクに乗ってもスイスイは行くのですが、心拍はかなり上がって160超え。ペースを落として140〜150前後で行くことに。それでも前の選手を次々とパスしていきます。

わりとDHバーがついていないバイク、あっても握らない選手が多くもったいないなーと思いますが、下りでも握っている自分は命捨ててるやつと思われてるかも。斜度のきつい下りではさすがにドロップの下ハンドルで

エイドステーションで水をもらっては、頭と体と足にかけて冷やしながら進みます。心拍を気にしながらも、DHポジションを維持して進みました。マーシャル(審判員)の巡回が少なく、集団になって進む選手多し。

◯バイク中盤

残り30kmまで急坂は少なく、前の集団に追いついたら補給をとったり水で冷やして小休止し、集団を抜けていくを繰り返しました。途中、前に誰もいなくなったりしましたが自分のペースで進み前をとらえます。

最後のほうに急坂が出てきて、ふんっ!と踏んだら左足が痙攣したのでペースを落としてケイデンスを上げて対処。今回ケイデンスは電池切れでサイコンに表示できませんでしたが何とかなりました。

◯バイクフィニッシュ

平均心拍数153 まずまずですね
最後の坂ちょっとへばってます

超高級TTバイクや電動コンポーネント、サラ足なら絶対かなわないロード乗りさん方をかわし、スイム順位から200位以上あげてバイクフィニッシュ。景色もよくダメージも軽度で気持ち良いバイクパートでした

5時間以上かかると予想し、多めに積んでいた補給は半分くらい残りました。残り30km用にカフェイン入りジェルを開けようとしましたが、切り口を間違えて口にできず。のちにランエイドのコーラで代用。

バイクフィニッシュ前はペースを落としてクリートを外し、足のストレッチやDHポジションでかたまった背中や腰をのばし、車上でランの準備をします。トランジションのイメージをもって降車。よーし、いい感じだ。


ー トランジション2 ー

右がパッド入りトライウェア
左のランパンツへはきかえ

ここも時間をかけます。着替え一式を持って誰もいない男子更衣室へ。2XU(ツータイムズユー)のトライウェアのパンツから同社ランのパンツにはきかえ。見た目はほとんどかわりませんがパッドがない分走りやすい

上はバイクジャージを脱いで、ライブランTシャツにかえます。ランのトレーニングでサボりがちな自分を支えてくれる感謝すべきランニングアプリです。自分はチーム属してないので、チームウェアもどきはうれしい


ー ラン編 ー

往復10kmちょいを2往復
フラットなコースで助かりました

◯ラン装備

頭はサンバイザーで水をかぶりやすくしました。首にはファイントラックのナノタオルを巻きます。野良仕事感が出て見た目イマイチですが、それどころではない。足は素足に台湾サンダル

ふだんのジョギングでも
重宝する強い味方

今回AタイプにエントリーDomitarouさんおすすめサロモンのポーチ。正直、これなしでは今回の充実した完走はありえなかった。神様、仏様、サロモン様、Domitarou様です。ありがとうございます。

今回、Domitatouさんには開会式会場でお会いしましたが、乱暴そうな文章を書かれますが普通の紳士でしたw。ただロードバイクに関してはなかなかのオタクなんだそうです。いずれZwiftで追いつけないかなー

◯ラン補給

バイクパートで順調にスポーツようかんを消費して、おなかが空かなかったのでフィニッシュまで追加カロリーは不要と判断。エイドのスポーツドリンクと水、爽健美茶、梅干しで進めました。特に爽健美茶がよかった。

◯ランスタート

コースに出てまず目に飛び込んできたのはゾロゾロと歩いている選手たち。気温と湿気にやられ、さながらフルマラソン35km地点のようです。濡れた台湾サンダルをキュッキュッと言わせながら小股で抜いていきます。

各エイドで頭に水をかけてもらい、ポーチのボトルに氷水を入れてこまめに頭や顔、腕、足にかけながら進みます。台湾サンダルのいいところは濡れても重くならないところ。心置きなく水をかぶれました。

◯ラン中盤

自分より先にランパートに入っていた、女性のライブランナーさんが自分のTシャツに気づき声をかけてもらいました。Bタイプ年代別2位という実力者で、同じコミュニティの人が一人でもいるとうれしいもんです

21.1Kmハーフマラソンの自分のワースト記録は、初ハーフの2時間40分。おそらくこれより遅くなることはなさそう。現時間と残りの時間を計算すると、ん?15時前に終わる?そんなに早く終わるのか。

◯ランフィニッシュ

前日のフィニッシュゲート
名残惜しいがここでおしまい

思いのほか早めに戻ってきてしまい、夕方までレースやってるつもりが急に何かもったいないような気がして。残り半分、残り2kmともったいない、もったいないとつぶやきながらフィニッシュゲートへ。

まだまだ走れる余力を残しながらランフィニッシュ。まあ本当は6月のロングディスタンスをめざしていたので完走は当然と言えば当然なんですが、こんな余裕でフィニッシュするとは喜ばしい反面、予想外でした

余裕といいながらも
心拍は結構アップアップ

結果

もともと完走者全員のうち上位50%くらいが目標なんですが、今回は7時間30分を切って年代別で上1/3くらいでフィニッシュできました。招待選手の競泳のオリンピアン松田丈志選手もいつの間にかパスしてました←練習不足で結構歩いたそうです。

好調の理由 暑熱順化

自分は速さやパワーは全然ないので、今回はこれに尽きるかな。九州の中でも湿度が高く、日陰に入っても涼しくない、風がほとんど吹かない、気温が低くても動くと汗が引かないという過酷な場所が有利に

体のほうも、自分でもヤバいくらいに暑さに順応していました。仕事帰り30℃後半の蒸し暑い中でも手先がひんやりして、炎天下30分〜40分ラン可能。ただ頭痛など熱中症に近いダメージは毎回受けていました。

おわりに

今回レースまでに、途中感染症で6月から2ヶ月トレーニングできませんでしたが、その前の半年に渡る積み重ねが効いていたようで良いパフォーマンスが出せました。

もしこの状態でAタイプ完走できたかは五分五分でわかりませんけど、夕方気温が下がったことを加味するといい線いってたかもいれません。まぁそのへんは今後の課題としましょう。

次は九州から1200kmの遠征編をお届けします。お楽しみに。







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