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#85 今年こそ期待していいよね? 【J1第4節】

今さらながら、先週のガンバ大阪対ジュビロ磐田のレビューです!

(最近は隔週で試合があるので、試合のある週はパナスタで観戦し、試合のない週にDAZNで見直すというルーティンのため投稿が遅くなりました💦)


さて、ガンバは周りより1試合消化が少ない中での第4節。
見かけ上の勝ち点で上位につけておくためにも、そして何より13年ぶりにホーム開幕戦で勝利した勢いを継続するためにも、ぜひとも勝っておきたい試合でした。
ガンバのスタメンでは、福岡選手が左CBで今季初先発、それに伴い中谷選手が右CBを務めました。(三浦選手はコンディション不良?)ボランチのコンビはこの日はネタラヴィ選手とダワン選手。また、ケガのアラーノ選手に代わってウェルトン選手が左SHで来日初スタメンを飾っています。

試合は早々に動きました。
岸本選手がプレッシャーをかけ相手DFからボールを奪うと、それを宇佐美選手が冷静に股抜きゴールを決めガンバが先制します。

これで宇佐美選手は開幕から3試合連続ゴール!松波正信選手、エムボマ選手以来となる27年ぶりの快挙だそうです。
ガンバTVで約束した「ピーナツポーズ」も、3度目の正直でついに実現しました。(現地ではわかりませんでしたが、後から写真を見て泣きました😂)

これに象徴されるように、前半は終始ガンバのゲームでした。
守備ではハイプレスから相手にボールを持たせず(新潟戦よりはプレス発動の位置が低めではありました)、攻撃では効果的なボール保持からうまく前進できていました。
再三見られたのがCBから右SB半田選手へのパスで相手の中盤のラインを突破するシーンです。半田選手がかなり高めの位置にいたため、相手SHの戻りが間に合わない状況でした。そこへ届けるCBのパススピードはなかなかよかったですが、特に左CBの福岡選手からの一人とばしのパスは秀逸でした。

前半はそのまま1-0での折り返しとなりました。ピンチといえば相手のセットプレーくらいで、ほぼ完璧だったといえるでしょう。

ところが後半、ジュビロが前線に高さのある選手を増やしてきたことで、ガンバは前半のようにロングボールを回収できなくなります。ジュビロのシンプルなロングボール攻撃にガンバは非常に苦労しました。

それでも次の1点を取ったのはガンバでした。
宇佐美選手が左ポケットをとると、そこからフェイントをまぜながら右足でカットインしてクロス。それをボックス内でダワン選手が頭で合わせ、ガンバが待望の追加点を挙げます。
このゴールの起点となったのはウェルトン選手の個の突破でした。
宇佐美選手やダワン選手に対する相手のマークが少し甘かったのもありますが、ウェルトン選手が左サイドをえぐるシーンは何度かあり、いつ決まってもおかしくない必然のゴールだったかなと思います。

しかしわずかその数分後、クロスからジャーメイン選手にヘッドを叩き込まれ、1点差とされます。この失点に関しては、ポヤトス監督がおっしゃるように不運だった側面も大きいと思いますが、(ガンバの失点には甘くてすみません…笑)試合終盤にクロスを入れられる数がかなり多かったので、そこは改善点かもしれません。

その後はジュビロの怒涛の攻撃がガンバを襲います。
途中、交代で入った鈴木徳真選手などが時間を作るシーンはありましたが、ジュビロの勢いが勝っていた印象です。
しかしながら、近年とは一味違う強度と勝利への執念で闘うガンバ。
最後の最後には一森選手の超特大スーパーセーブも飛び出すなど、全員で守り切ったガンバが2-1で勝利しました。


これでガンバは開幕から3戦負けなし
エースが3戦連発中というのも、今のガンバの好調ぶりを表しています。
また先制して逃げ切るという試合運びも、昨年の夏場や2020シーズンのような強かった時期を彷彿とさせます。

今年のガンバが本当にJ1で通用するかどうかは、次節の広島戦でほぼ明らかになるでしょう。
優勝争いをするのか、はたまた中位以下に甘んずるのか。
運命の分かれ目が、もうすぐやってきます。


<以下、各選手に対するコメント>

・一森選手
ガンバのハイラインを支える新守護神。後半ATのスーパーセーブやパンチングを見ても、スキのないGKだなと感じます。

・半田選手
個人的に影のMVPに推したい選手。絶妙な立ち位置でビルドアップの出口になったり、守備では危険を未然に防いだり、文句のつけようがありません。
ライバル松田選手はケガでしばらく出れなさそうですが、彼への闘志はそのままでお願いします(笑)

・中谷選手
対人守備での安定感はもちろんのこと、素早いパスでビルドアップにも貢献しました。こりゃスタメン外せないですね。

・福岡選手
両足から繰り出される精度抜群のフィードには舌を巻きます。特にウェルトン選手にピンポイントで通すパスが複数あり、持ち味を存分に発揮したといえるでしょう。守備面でも屈強な相手FW相手に奮闘していました。

・黒川選手
大きなミスもなく、左サイドのパス回しの潤滑油のような役割でした。ウェルトン選手との関係性が深まると、より一層攻撃力が活きそうです。

・ダワン選手
大きい相手CBに競り勝って決勝点をゲット。高い強度を備え、中盤でなんでもこなせるこの選手はやはり貴重です。あと気になるのはスタミナですかね…

・ネタラヴィ選手
ダワン選手とのダブルボランチはJリーグトップレベルでしょう。ほぼ絶対にボールを失わず、きわどい局面でもとっさに足が出せます。この日はCB化してビルドアップを助けていました。

・岸本選手
ご結婚おめでとうございます!
走れて、基本的なボールを扱う技術も高くて、相手複数に囲まれても強引に運べる推進力があって、正直みくびっていましたすみません。

・山田選手
かっこいいお顔だけでなく、ときどき魅せるオシャレなトラップにも見とれてしまいます。宇佐美選手との共通理解も進んでいる印象です。テクニックは申し分ないだけに、早くゴールが見たいですね。

・ウェルトン選手
ついにマジモンのWGが来てくれました。スピードあり、パワーあり、高さありの3拍子揃っていて、ガンバの大きな武器になること間違いなしです。コンディションが万全ではないながらもフル出場し、攻撃で違いを見せました。

・宇佐美選手
100人中120人がMVPだと言うでしょう。1G1Aの大暴れで、宣言通りガンバを勝たせてくれました。守備での貢献も尋常じゃなく、相手からボールを奪っては効果的なパスにつなげていました。やはりコンディションが良い時の宇佐美貴史は最強です。

・倉田選手
途中から右SHで出場。守備に追われる時間が長かったものの、要所でドリブルの上手さをみせました。心なしか、宇佐美選手につられて調子が上がっている気がします。

・鈴木選手
途中出場ながら予測を活かした良いポジショニングでチームのボール保持を助けました。外国籍の2人と比べても遜色ないクオリティの選手がもう1人いることは、ガンバの強みでしょう。

・坂本選手
相手DFラインにプレッシャーをかけ続けるという、クローザーとして与えられた役割をしっかりと遂行しました。ポストプレーで時間を作る片鱗も見られたので、今後に期待です。

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