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ドラマの原作(20-50)

昨日この作品を読み終えました。

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2020年3月29日(日)NHKがドラマ化、映画監督青山真治さんが演出を手がけ、主人公を志尊淳さんが演じ[BSプレミアム]後9:00~10:29に放映されると知り、原作を読みたくなりました。

原作者の荻原浩氏といえば、渡辺謙が主演し話題となった「明日の記憶」は本屋大賞2位、2016年「海が見える理髪店」が5度目の候補で直木賞を受賞した人気作家の一人です。

その著者の作品「金魚姫」は2014年に発表され、2015年に単行本化、2018年に文庫化されています。

NHKの広報により、大まかなあらすじを得て読み始めたわけですが、主人公潤と金魚の化身リュウの魅力に惹きつけられて一気に読み終えました。

恋人にふられ、やりがいのない仕事に追われていた潤は、夏祭りで気まぐれにすくった琉金にリュウと名をつけた。その夜、部屋に赤い衣をまとった謎の美女が現れ、潤に問いかける。「どこだ」。どうやら金魚の化身らしい彼女は誰かを捜しているようだが、肝心な記憶を失い途方に暮れていた。突然始まった奇妙な同居生活に、潤はだんだん幸せを感じるように。しかし彼女にはある秘密があった。温かくて切ない、ひと夏の運命の物語。(「BOOK」データベースより)

Amazonの感想にも書かれていましたが、大人のファンタジーであり、今を生きる若者へのエールを感じました。

ブラック企業が仏壇仏具販売企業で、リュウと巡り合ってから、すでにこの世でない人と交流できるようになる潤が、その人たちから生きている家族への思いを語られる時、仏壇仏具簡素化を考える私はちょっと苦笑いしてしまいました。

ドラマにもなる前に、是非原作を読んでみてください。

荻原氏の作品は優しさが溢れているので、きっと貴方の心を温かくする場面があると思います。






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