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秋田県の人口移動理由を分析

人口移動理由とは何か

今回、いじった人口移動理由のデータは主に3つの項目があった。
1.県内から県外への理由
2.県外から県内への理由
3.県内から県内への理由

それぞれ、データの役割について個人的には下記と解釈している。
1.県内から県外への理由
=>ある程度データを通して大枠を把握し、県外への県民の流動を防ぐ施策を練るためのもの。

2.県外から県内への理由
=>ある程度データを通して大枠を把握し、県内へと他県民を呼び込む施策を練るためのもの。

3.県内から県内への理由
=>下記記事でも仮説として述べた通り、秋田市へと秋田県民を集約させ最適化するための施策を練るためのもの。


令和2年10月から令和3年9月までの1年間の県内から県外への理由

【引用元URL】
https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/5703

<事実観測>
1.転勤が23.4%、就職が22.4%、転職・就職が19.9%、学業が18.7%と上位となっている。
2.住宅が1.4%と下位になっている。

<考察>
・1について、仮説として進学できる偏差値の高い大学が少ない。
また、秋田で大量の雇用を確保できる大企業が少ない可能性がある。
・2について、
1度住むと他県に1の理由以外で引っ越さなくなる可能性がある。

<今後の方針>
・年齢軸で理由をセグメントすると、解像度が向上する可能性がある。


令和2年10月から令和3年9月までの1年間の県外から県内への理由

【引用元URL】
https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/5703

<事実観測>
1.住宅を理由に県外から転入する人が少ない
2.学業と結婚離婚を理由に県外から転入する人が少ない

<考察>
・1についてあくまで仮説だが、交通の利便性が悪いのではないか。
また、豪雪地帯のイメージが定着している可能性もある。
・2について、
仮説として子供の教育水準が異常に高いことが県外にあまり知られてない。
また、そもそも秋田でしか学べないことがあるという、
教育的優位性を主張できてない可能性がある。


令和2年10月から令和3年9月までの1年間の県内から県内への理由

【引用元URL】
https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/5703

<事実観測>
1.転勤27.9%、住宅16.6%、結婚・離婚14.8%と上位となっている。
2.学業3.2%、就職7%と下位となっている。

<考察>
・1について、仮説としてより良い生活環境を求めての移動の可能性がある。
・2について、仮説として地元での就職や進学の可能性が高い。

<今後の方針として>
・都市から都市ごとでの理由を深ぼることで、
何を求めての移動なのかもう少しわかる可能性がある。
また、年齢軸でのセグメントで分析するのもやってみたい。

今回のまとめ

・秋田県内から、学業や就職等を目当てて県外に行く人が多い。
・住宅を理由に、県外から移動してくる人は少ない。
・学問を求めて県外から移動してくる人は少ない。
・住宅や結婚・離婚で県内を移動する人が多い。
・学問を求めて県内を移動する人が少ない。


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