鮑叔館の由来
鮑叔館の名前の由来について、話始めると付随するエピソードによって長くなるので、今回は簡潔に。
鮑叔館の鮑叔とは、鮑叔牙先生から来ている。
鮑叔牙先生は、斉の国の大夫だった。
そう、舞台は中国、時代は遡り春秋時代。
「管鮑の交わり」で有名である。
管鮑とは、管仲(管夷吾)と鮑叔牙の二人のことである。
管仲は鮑叔との友情を次のように述懐している。
「昔、鮑叔と一緒に商売をして、利益を分ける際に私が余分に取ったが、鮑叔は私を欲張りだと非難しなかった。私が貧乏なのを知っていたからだ。また、彼の名を成さしめようとした事が逆に彼を窮地に陥れる結果となったが、彼は私を愚か者呼ばわりしなかった。物事にはうまく行く場合とそうでない場合があるのを心得ていたからだ。私は幾度か仕官して結果を出せず、何度もお払い箱となったが彼は私を無能呼ばわりしなかった。私が時節に恵まれていないことを察していたからだ。私は戦に出る度に逃げ帰ってきたが、彼は臆病呼ばわりしなかった。私には年老いた母が居る事を知っていたからだ。公子糾が敗れた時、召忽は殉死したが私は囚われて辱めを受けた。だが鮑叔は破廉恥呼ばわりしなかった。私が小さな節義に恥じず、天下に功名を表せなかった事の方を恥としている事を理解していてくれたからだ。 私を生んだのは父母だが、父母以上に私を理解してくれる者は鮑叔である」
二人は深い友情で結ばれ、それは一生変わらなかった。管仲と鮑叔の友情を後世の人が称えて管鮑の交わりと呼んだ。
ーWikipediaより引用ー
今回は割愛がするが、鮑叔館、管理人ユウはこの二人の物語に救われた。孤独であったが、自ら孤独の殻を破り、仲間ものもとへ還る手立てを見つけ出すことができた。だからとっても感謝しているのだ。そして尊敬している。会ったことも見たことも、本当はどんな人だったのかもわからない人。
今回は先生たちのことを教えてくれた一冊(上下巻で二冊だが)を紹介するに留めたい。
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