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バオバブの事業を始めたきっかけ

バオバブの木って、ご存じですか?
アフリカに自生する長寿の大木です。
この大木が気になり始めたのは、1992年の秋に行ったタンザニアへの旅でした。この旅は、青年海外協力隊の隊員の任期終了にあたり、帰路変更旅行の制度を使って、キリマンジャロに登ろうと思い立ち、ケニア、タンザニアを旅した時のことでした。
ケニアでかタンザニアでかの記憶は確かではないのですが、バオバブバッグが気に入り、買って帰りました。このバッグは、バオバブの樹皮を使って編んだバッグでした。この旅で、バオバブの木を初めて見たのではないかとも思うのですが、はっきり覚えていません。

バオバブの木の記憶がはっきりとあるのは、アフリカのザンビアに滞在していた時のことです。1995年当時、青年海外協力隊の隊員を支援する仕事をしていました。ザンビアに赴任直後、隊員の方の任地を訪問する際にーーー。マザブカの隊員にアポを取ったときのこと。「どこで会えますか?」「バオバブの木の下で待ってますよ。」「それで、場所わかりますか?」「間違いなく、わかります」実際行ってみると、数百メートルも前から、バオバブの木がそびえているのが見え、その下で待っている隊員の方に無事会うことができました。このそびえたっている木の姿を見たのが、バオバブに惚れこんだ、きっかけではないかと思います。待ち合わせに使える木、なんと素敵な木なのだと思いました。

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ザンビアには、1995年3月から1998年10月まで赴任していたのですが、その途中、協力隊員の方々からバオバブの木に登りませんか?との誘いを受け登ったりもしました。バオバブの木の幹は、つるつるしていて滑りやすく、うまく登れなかったことを覚えています。隊員の方々は、私よりも身軽で、私よりも高いところまで登っており、少し悔しかったことも覚えています。

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その後、バオバブのことはあまり気にせず暮らしていたのですが、2011年12月にアフリカのマラウイの一村一品事業支援のプロジェクトに責任者として参加することになり、一村一品商品の中にバオバブオイルとバオバブ果実パウダーがあり、約15年ぶりにバオバブと再会することになりました。
これも何かの縁と思い、バオバブオイルを青年海外協力隊の方々に使ってもらうと、このオイル良いですよ、「使いたい、買いたい」との反響があり、デザイン隊員の方やプロジェクトの専門家と協働して、女性が好みそうなしゃれたボトルに詰めたバオバブオイルの商品開発をしました。マラウイで開催されていたファーマーズマーケットなどに出店すると、マラウイ人だけでなく欧米の方々、日本人が、好んで買ってくださりました。バオバブオイルは、マラウイの一村一品商品の中でも、優良商品として位置づけられるようになっていきました。

③―5マラウイで販売する人々

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