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大学生よ、夏休みが終わるぞよ

こんにちは、かそくちゃんです。

9月も終盤に差し掛かり、そろそろ認めざるを得ない状況まで来てしまいました。


大学生よ、夏休みが終わるぞよ


ぞよ……ぞよ……ぞよ………(セルフエコー)

夏休みが終わるということは、つまり夏休みが終わるということです。

学校が始まるのです。授業が始まるのです。

これはとても受け入れ難い事実です。


別に私は、大学が嫌というわけではありません。

勉強は嫌いじゃないですし、高い学費を払って通わせてもらっている以上、たくさん努力して、たくさんの教養を身につけていきたいと思っています。


しかし、それとこれとは別です。


私がどうして授業に始まってほしくないのか、それは……


また、通学という生活のレールを、思考停止で進みたくないからです。


学校が始まると、もちろん毎日学校に通い続けます。
朝起きて、1限に間に合うように家を出ます。

設定された時間割を順番にこなしてゆき、教授に出された宿題を空き時間に片付けます。

テストのことを気にしつつ、時々授業の復習をします。
疲れたら、YouTubeやアマプラを見ます。

そして、明日の時間割を確認してから、眠りにつきます。


この繰り返される毎日に、私は戻りたくないのです。


特に生きている実感もなく、ただ淡々と毎日を消費していく。

何かを深く考えることなく、明日までの宿題がないか、それだけを気にして生きていく。



自分とは何者なのか、何のための存在なのか、何のために未来があるのか、そんな小難しいことを考える暇もなく、次の日が来る。



大学生の夏休みは、ばかみたいに時間がありました。
うわさ通りです。

7月下旬の私は、夏休みにやりたいことをウッキウキでリストアップしていました。

本をたくさん読む
キャンプに行く
カラオケに行く
英語の勉強をする
旅行をする



しかし実際は、そのほとんどをやることはありませんでした。
毎日毎日、ほとんどの時間を、何をするでもなく過ごしていました。


そして私は、そのことに対して、全く後悔をしていません。

夏休みに入った瞬間、繰り返される毎日から解放され、自由が与えられました。
もう、今日が月曜だとか、明日が火曜だとか、今が昼だとか、夜だとか、気にしなくて良くなりました。

時間から解放されました。

そして、明日のことを考えなくて良くなりました。

社会から解放されました。


人間、このように絶対的な自由を与えられると、自分自身という存在と向き合うようになります。

私が本当にやりたいこととは何なのか

私は一体何者なのか

どうしてこの世界に存在するのか

私は私に、何をしてあげられるのか……


病んでないですよ、別に。
大丈夫です。至って健康です。

むしろ、こうやって考える時間が、私には必要だったのだと分かりました。

他のすべてのことを忘れて、自分自身のことを考える。

その先には、少しだけ人生を生き抜くためのヒントが見え隠れしているような気がしました。


しかし、また学校が始まってしまいます。


私自身のことをまた忘れて、社会という小さな世界のことだけで精一杯になってしまいます。



では、私自身よ、また冬休みに会いましょう。

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