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番狂せは番狂せではなくなった

今日はなんといっても昨日のサッカーの話しかないだろう。近年、サッカーについては注目していなかったのだけど、ワールドカップともなると、昨日の水曜日の試合は楽しみにしており、スケジュール帳には書かずとも、試合時間は覚えていて、自然とその時間にテレビのスイッチをつけた。

今回、ドイツとスペインと同組で、グループリーグ突破はかなり難しいと予想されたのだけど、やはり何が起きるかわからず、あのワールドカップの雰囲気は独特で、自然と観戦する楽しさを体が覚えているから自然とスイッチをつけたのだろう。スペインとドイツには引き分けで御の字、そしてコスタリカに勝利してなんとか運良くグループリーグを突破できればと考えていた人も多いだろう。

昨日の前半を終えた時点では、ドイツのボール支配が長く、圧倒していたたように見えたから、0-1で前半を終えたのは上出来だったのかもしれない。そして、自分はこのままドイツペースに一気になるか、流れが変わればその前日のアルゼンチンとサウジアラビア戦であったような逆転もあり得るのではないかと密かには思っていた。

後半が始まり、システムを大きく変え、流れが変わり、途中出場の堂安が同点ゴールを決めると、流れはさらに日本に傾いた。この時点でも、引き分けであれば御の字と思って期待しないでいると、まさかの前日のサウジアラビアがやったことと同じことが起こってしまい、思わず、「わっ!」と一人で声をあげてしまった。あり得るとは考えていたが、本当にそうなるとはどこかで思っていなかった。

翌日のニュースを見ると、いつものように大騒ぎになっていた。まぁ当然のことなのだけれども、自分としては10数年前の日本代表とはだいぶ違い、海外、特にドイツでプレーする選手がほとんどで、その10数年前の喜び方、例えばオリンピックでブラジルを倒した奇跡とはまた違うのであるからとも思った。ここは絶好の視聴率を稼げるメディアの盛りも大きいのだろうが。こう見ると、自分も年齢を重ねて、そのように冷静に事象を捉えられるようになったのかもしれない。

インターネット、Wikipediaで2010年の代表選手を調べてみると、まだまだJリーグの選手ばかりであったのに対して、今回は8割以上が海外でプレーしている選手であったように見えた。個人同士ではまだまだヨーロッパの選手が上なのかもしれないが、日本はチームワーク、運動量をうまく使いこなせば、チーム全体としては戦えるようなレベルまで上がってきた。やはり、実際にゲームで起こっていることではなく、ドイツやスペインという名前で物事を想像しがちで、人は額面上のイメージで考えることが多いのだろう。

前回のワールドカップでは、韓国がドイツを下したというのは、もう皆が忘れていたかもしれない。特に初戦というのは強豪国はペースが上がらず、ワールドカップでは負けるのを見てきた。そして、徐々にピッチを上げていく。ただ、ブラジルが初戦で負けることはほぼない。ワールドカップでは番狂せはもう驚きではなく、ヨーロッパと特にアジアの国とのレベルは確実に縮まっていると言われて久しい。しかし、まだアジアがベスト4や8まで行くというのは難しくそこに大きな壁があるのかもしれない。

アジアの時代が来る事を期待しつつ、今日は甥っ子と家族と一緒に韓国戦を楽しむ。韓国では、ワールドカップの試合はチキンとビールを嗜みかながら観戦する人ばかりで、チキンのデリバリーがものすごく混雑するのだそうだ。だから、今日はローソンのからあげ君とファミリマートのファミチキを買ってきた。

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