まちを思う人
神奈川県平塚市の田園地帯は、空が広くて、星を眺めたり、太陽や人工衛星の軌跡を追うことができます。
この風景の中に立っていると、幸せな気持ちが湧いてきます。
農業従事者がいなくなったり、様々な理由で農業を続けられなくなったりして土地を手放す方たちが増えています。
農地が資材置き場に転用されたりするのですが、今まで様々な植物や動物が行き交って命の繋がりと相互循環が行われていた場所が、コンクリートや砂利に埋められている姿(地下では、命がつながっていると信じたいですが)を見ると悲しい気持ちになるのと同時に、たくさんの命のつながりが失われてしまったことで、周りに住んでいる私たちの体や関係性にも何らかの影響があるのではないかなと感じています。
このまちのことを思い、このまちの未来のことを一緒に思い描いてくれる人が増えるといいなと思っています。
そのためには、このまちにはどんな人たちが生きて、どんな思いで過ごしてきたのか、どんな文化が育まれてきたのかという、まちのストーリーを共にすることと、このまちの風景の中に一緒にたたずむことが必要なのではないかなと思っています。
まちの関わり場を作る、そう言うと、まちの維持のために人をコマように使うようなイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、あなたのストーリーがこのまちにあるからこそ、このまちができているのだということを沢山の人に知ってもらいたいなと思うし、いろんなストーリーを持った人に我がまちに出会って欲しいなと思うのです。
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