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『しょせん他人事ですから』

1.2巻読みました!

まず、タイトルが素敵ですよね!?

タイトル通り、主人公の弁護士の座右の銘は「他人事」です。

弁護士だからといって、みんなが聖人君子ではありません。

感情移入は一切なし。

相手の心情お構いなしに、事実だけを正確に伝える一見非常な弁護士のお話です。

1.2巻は、SNSのトラブルに関するものでした。

あらぬとこから噂が広まり、望まない炎上に苦しむブロガーやアイドルのお話でした。

彼らは非常な書き込みと戦うために、情報開示請求を行う選択をしました。

と言っても簡単に行えるものではなく、その過程はひたすらしんどいものなのだと気づきました。

費用はかかるは、時間はかかるは…

道のりは決して楽ではありませんし、もし特定できたとしても、請求費用がプラスで返ってくるとは限りません。

むしろ、マイナスの例がほとんどなんだとか…

それでも戦い、和解や勝訴をしたとしても、依頼人の感情がすっかり晴れるとも限りません。


なんだか誰も救われない気持ちだけがモヤモヤ残るのが現実なんだとも知ることができました。

書き込みをしている人は現実に満足していない人、妬み嫉みを抱えている人だけではありません。

意外にも、会社の管理職クラスの人が犯人であるケースが多いそうです。

彼らはもうすでに監視される立場にないため、冷静な判断力を失い、つい出来心で呟いてしまうのだとか…

なんだか闇が深いですよね…

弁護士監修で描かれているだけあって、一冊でもかなりの勉強になります。

法律については一切勉強してこなかったのですが、身を守る手段として最低限知っておくべきこともあるのだと学びました。

そしてこれからは、自分の身は自分の知識で守るものだということにも気づきました。 

ぜひ続きも読んでいきたいと思いました。


読んでくださりありがとうございました!

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