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ロイクラトン祭りについてもう少し詳しく話したい

ロイクラトン祭りは、タイを代表するお祭りの1つです。

「水の祭典」とも呼ばれています。

「ロイクラトン」とは、灯籠(クラトン)を川に流す(ロイ)というタイの人々の間で古くから続いていた風習です。

旧暦12月(現在の10月または11月)の満月の夜に人々が川岸に集まり、祈りとともに灯籠を流します。

太陰暦に基づいているため、毎年開催される日が違うことも、タイならではの風習ですね。

タイは元々、河川や運河が交通の中心で、道路は殆どありませんでした。多くの人が川沿いで生活していたため、川に関係する行事が多く有るのも特徴です。 

かつては東洋のVeniceと呼ばれていたほどです。

機嫌は様々ですが、最も知られている話としては、川の神様に、日々、川を汚していることを謝ったり、水の恵みに感謝する意味で灯籠を流します。

タイで最も美しい祭りと言われていますが、近年、環境問題の観点から、若者を中心に、ロイクラトン祭りに反対する人が増えているそうです。

灯籠は元々、バナナの幹と葉で作られますが、制作する際にホチキスやボンドなどの化学薬品を多く使用するため、最近ではあまり好まれないそうです。

環境問題のことを配慮しつつも、タイの伝統を守るべく、パンやお菓子で作られた、エコ・フレンドリーな灯籠が最近では主流になっています。

私もこちらのパンで作られた灯籠を流しました。


ご覧のように、線香3本と蝋燭、そしてお花を中に入れて、流します。


ちょっとわかりにくいのですが、蝋燭の火が水に反射してとても綺麗です。

蝋燭の火が消えないようにそっと流すのがPOINTです!

これほど有名なお祭りですが、タイ人がみんな参加したことがあるかといわれれば、そうではないみたいです。

川沿いに行くと、外国人が大勢いました。

そんなロイクラトン祭りですが、2024年は11/15に開催されるそうです。

今日は満月がとても綺麗でした。
来年も是非行きたいと思います✨


読んでくださりありがとうございました🙇‍♀

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