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タイでの会社設立の流れ|筆者が準備したことやチェックリストなど

タイで事業を行う際には、準備しなければならないことがいくつかあります。

タイには会社の起業・進出形態がいくつかありますが、今回は最も多い形態である【合弁会社】を設立する上で必要となってくるものについてまとめていければと思います。

タイでの会社設立の手続きはタイの会計事務所さんなどにお任せするのがおすすめ

会社設立についてはタイ現地の会計事務所さんなどにお任せるのが良いと思います。

筆者が起業した当時は、インターネットでさまざまな情報を読み漁りながら、タイでの会社設立進行方法の輪郭や設立条件などの情報整理をしていました。

既に事業を行っている先輩方に伺ったり、いろいろと情報を整理したりしていった結果、設立経験のない自分が諸々の手続きをやるよりも、会社設立サポートをしている方にご依頼する方が早いと思いました。

初めてタイで起業する場合、会社の設立方法を調べながら自分で進めていくと、煩雑な手続きや調査時間にかなりの時間をとられてしまいます。

また、会社設立のサポート事業を行っている会社さんのほとんどが、設立後の会計事務サービスなどもやっているため、設立後にそのまま会計事務も依頼するケースが多いです。

会社設立以来をどこに依頼すれば良いのか?

では、具体的にどこに会社設立を依頼するべきかという話ですが、タイには、日本語でしっかりと対応をしていただける日系の会計事務所さんがいくつかあります。

タイでの会社設立をどこに依頼すれば良いかわからず悩まれている方がいましたら、何社様かご紹介できますので気軽にご相談ください。

会計事務サポートなども含めて考えれば、長いお付き合いをすることになると思いますので、いくつかの事務所に話を聞いてみるのが良いと思います。

会社設立の準備|チェックリスト

会社設立サポートをされている方に事業内容を説明する際は、事前にいくつか情報をまとめておいた方が話がスムーズに進みやすいかと思います。

以下、筆者が事業を始めた時に、準備していたものです。チェックリストとしてご活用ください。

■社名
タイでの会社設立時には、まず登記可能な社名かどうかをチェックします。そのため、3つほど候補を準備しておくことをおすすめします。

■住所
タイに初めて進出・起業する場合は、最初はオフィスビルやレンタルオフィスなどから数名で立ち上げて進めていくことが多いです。いくつかオフィスを回ってみることをおすすめします。

■代表者名
会社の代表取締役が誰なのか。また取締役が複数名いる場合は、その情報をまとめておきましょう。

■株式保有者
タイでは最低3名の株主が必要となります。
*合弁会社として会社設立する場合、外国人が所有できる株式は49%までです。49%MAXで持つ場合は、残りの51%を所有してもらうタイ人の株主が必要となります。誰が何パーセントもつのかをまとめておきましょう。

■取得予定ビザ
タイではビジネスを行う際に、ビジネスを行うことができるビザとワークパーミットの取得が必要になります。ビザの種類は以下2タイプとなります。

・Bビザ+Work Permit
*ほとんどの方が、このBビザを取得して就労する形になると思います。

・Oビザ(タイ人配偶者ビザ)+Work Permit
*タイ人と結婚している人はOビザというビザを取得します。あまり知られていませんが、このビザでもワークパーミットを取得して就労することが可能です。

*会社設立サポートを行っている会社のサービス内容によっては、ビザ・ワークパーミットの取得サポートも行っているケースが多いですので、依頼先に確認してみることをおすすめします。

■事業内容
どのような事業を行うのかをまとめておきましょう。タイには外資に対する規制があるので、この点は注意が必要です。
参考:https://www.jetro.go.jp/world/asia/th/invest_02.html

■会社設立開始時期・ビザ移動
いつ会社を登記するのかメドを立てておきましょう。
また、会社設立時点で既に何かしらのビザを持ってタイにいる場合は、新会社へのビザの移動時期や方法について依頼先に確認することをおすすめします。

■資本金
現時点で、タイで外国人がワークパーミットを取得する際は、以下の最低資本金が必要となります。資本金についてもいくらになるのかまとめておきましょう。

・Bビザ+Work Permitの場合
一人につき2,000,000THB

・Oビザ(タイ人配偶者ビザ)+Work Permitの場合
一人につき1,000,000THB

以上が、筆者が会社設立の際に準備したものになります。設立時の経験から、上記の情報を揃えて相談にいけばスムーズに話を進めやすいかと思います。設立前は上記の内容をある程度まとめて相談に行きました。

各箇所のより具体的な現時点での情報や進め方については設立サポートをされている事務所さんが詳しく知っているので、気になることをいろいろ聞いてみることをおすすめします。

タイで実際に起業した経営者に聞く

この記事を見ている方で、身の回りに実際にタイで起業した経営者がいれば、その方にもいろいろと実情を聞いてみることをおすすめします。

筆者は経営者の先輩方から設立に関する情報や経験談を教えていただきました。みなさんからいろいろなエピソードを聞き、参考になったことが多々あります。このnoteでもいつかご紹介できればと思っていますので、また別記事で書いていこうと思います。

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