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大口は夏休みシーズン

あいさつ

兼業トレーダーのBancilです。いつもご覧いただきありがとうございます。投資5年目/テクニカル4割/ファンダ6割/兼業トレーダー/ファンダを勉強中でnoteはアウトプットの場として活用中❕

ファンダメンタルズ

昨日の値動き


SP500↘️NASDAQ↘️US2Y↗️US10Y↗️USD↗️
JPY➡️EUR↘️GBP↗️AUD↘️NZD↘️CAD↗️OIL↗️

株式市場:強弱が入り交じる展開となる中、大型ハイテク株への売りが強まりました。指数は小幅に低下していますが、エヌビディアは4日連続で下落し、下げ幅を10%に広げました。株式市場では上昇モメンタムが失われ、9月、10月に入ると大きく下げることが、マーケット参加者の見方です。

国債市場:イギリスのGDPやPPIの上振れが好感され、ほとんどの年限で売られました。国債が売られた事で利回りは上昇し、2年債利回りは4.9%付近で推移しています。

為替市場:ドル高、円安が加速した事でドル円は145円を付ける展開になりました。去年行った為替介入の水準に達した事で、まずは日銀による口先介入に警戒感が出ています。ドル円は上昇しましたが、ドルがやや買われ、円はまちまちの為ドルストレートやクロス円はレンジ取引になっています。金曜日に1番買われたのはポンドで、イギリスのGDPが材料視されました。

原油市場:週足は7週連続で上昇し、昨年6月以来の長期上昇局面になっています。需要が増加しているのにサウジアラビアの減産で上昇の勢いが止まりません。


イギリスGDP

 G7の中で経済が1番安定しないと言われているイギリスのGDP(4月〜6月)が発表され、結果は予想を上回りました。低い成長が続いているので、BOEは利上げをするのか?が焦点になっていますが、生産や消費に回復の兆しが出ており、イギリスの財務相も[われわれは強い経済の土台を築きつつあり、インフレ率が下がれば、その成果が現れるだろう]と発言しています。結果は以下のとおりです。

前 期 比 前回0.1% 予想0.0% 結果0.2%
前年同月比 前回0.2% 予想0.2% 結果0.4%
前 月 比 前回-0.1% 予想0.2% 結果0.5%

 結果を受けてマーケットの反応は英金利上昇、ポンド高に振れています。ポンドドルは一時0.4%上昇しました。

 4月〜6月で個人消費費が0.7%も増えた事により、ここ1年余りで最大の伸びを記録しています。BOEに対しては追加利上げを求める圧力が続く見通しで、トレーダーの見方としてはポンドはまだまだ買える通貨のようです。個人的には何度も書いていますが、国債利回りを高くしなければお金を集められないBOEに対して、違和感があるのでトレードはしません。




アメリカ生産者物価指数

 アメリカのCPIは市場予想よりも低下していましたが、PPIでは市場予想を上回る展開になりました。9月の利上げに対しては、そこまで芽が出ているわけではありませんが、先週の発表で神経質な状況が続きそうです。結果は以下のとおりです。

前年同月比
総合 前回0.1% 予想0.7% 結果0.8%
コア 前回2.4% 予想2.3% 結果2.4%
前月比
総合 前回0.1% 予想0.2% 結果0.3%
コア 前回0.1% 予想0.2% 結果0.3%

 結果を受けてマーケットの反応は株安、金利上昇、ドル高に振れています。金利が上昇した事で、日米金利差が意識されドル円は145円を付ける展開になりました。

 今回のPPIだけで政策金利が決まるわけではありませんが、今のところ9月の政策金利発表では据え置きが濃厚です。9月のFOMCまで大きいイベントがあと1回ずつある為、原油が高騰している事から判断するにはまだ少し早いかと思います。



ミシガン大学消費者信頼感指数

 大きく動くことは少ないイベントですが、ミシガンの発表には1年先の期待インフレが発表されるので、ほとんどの人がそこに注目しています。結果は以下のとおりです。

前回71.6 予想71.0 結果71.2

 結果を受けてマーケットの反応は金利低下、株安、ドル安に振れています。結果は良かったのですが、期待インフレが低下した事によって、リスクオフになりました。

 基本的にこの指標は消費者の現況と期待のどちらも発表されるのでFRBも注目しています。現況は堅調に推移していますが、将来のインフレは低下するとの見方が多いので、ドル安になったと言えます。ただし金曜日はすぐに回復しているので、期待インフレの低下だけで判断をするのは難しいです。

8/14 Fed Watch
週明けの大口金利予想

まとめ

不規則な動きが続いているのは、大口の夏休みシーズンが絡んでいる事も考えられます。基本的に8月と12月は1年間を通して大口が積極的に取引をしてこない時期ですので、レンジ推移することが多いです。レンジの中で取引する人にとっては良いのですが、スイングをめいんでやっている私からすると下手に触るより、マーケットの流れを整理する方が良いです。最終的にお金をどのぐらい残せるかがトレードやっている意味なので、のんびりチャンスを待ちたいと思います。

今日の注目指標

特になし
それではまた明日(^∇^)

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