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わたしとK

どうも、わたしです。

「友人」と呼べる人よりも「知り合い」や「仲間」と呼べる人の方が増えていく年齢まできましたが、わたしにも唯一の友人がおりまして。



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最初の方でちらりとお話ししたことがあるのですが、わたしの最終学歴は≪専門学校≫です。高校卒業後、音楽番組のラジオDJに憧れ『声を使った仕事』に興味をもち、専門学校の声優学科で2年間、勉学とスキル習得に明け暮れてました。


そこで出会った友人K。
1年のとき、同じクラスだった訳ではないものの、学年で行われた合同授業で出会った同級生の女の子です。

そこで何故かKはわたしのことを気に入ってくれて、唯一、わたしのことはあだ名でなく下の名前呼び捨てにしてくれる子で。わたしはその子を名字で呼び捨てにしていて。距離感が心地よいというか。
めちゃくちゃ仲が良い訳ではないけど…とにかく、ちょうど良い距離感で接してくれる優しい子でした。



何故か当時はめちゃくちゃわたしのことを「すごい」「かっこいい」「憧れる」と褒め称えてくれたK。未だにどこがだ…?と思うのですが、きっと彼女の中でのあの時のわたしはそういう人物だったんだろうなぁと、たまに思い返したりしてます。

専門学校卒業してからどんどん疎遠になっていく同級生が増えたなか、『Kも特別連絡をとることなく、同じように疎遠になっていくんだろうなぁ…』と、思っていたんですけども。

毎年、誕生日になったらお祝いの連絡をくれるんですよね。

「(本名)~!お誕生日おめでとう~!」から始まるお祝いの言葉と、近況報告。
そこから3~4回メールのやりとりをして、その後また特に連絡はとらない。たまに近況とか悩みとか、そういうのが送られてくるくらい。

わたしから送ることはまぁないので、いつも連絡がくるのはKから。それでも、なんとなく、毎年来るそのメールは嬉しいものだったなぁ。



専門卒業してから、わたしは京都の実家から大阪に引っ越してきたこと、Kは大阪から東京に引っ越して頑張っているということ、嬉しかったこと、ツラかったこと…。
毎年途切れることなく、わたしの誕生日祝い&Kの近況報告メールは続き、ガラケーの機種が変わっても連絡が途絶えることは無く、スマホに変わってもメールは届き、「LINEやってる?」って話からLINE交換に至り…2020年の今年も、『お誕生日おめでとう』の連絡がきました。

昔よりはやりとりがリアルタイムになったこともあり、今や昔よりは頻繁に連絡をとるようになり、たまに通話したり、東京に行った時はKのお宅にお泊りさせてもらったりもしました。

今思えば、Kはわたしという存在にとって一番最初の“ファン”だったのかもしれません。
友人ではあるけれど、芸名時のわたしでなく、《わたしそのもの》を好いてくれていたのかも、と。
(ずっと名前で呼んでくれてたしね。)
(未だにそれは変わらないけれど)



今も踏込み過ぎること無く、わたしの活動のこと、わたし自身のことをいつも気にかけてくれています。オンラインチケット買ってライブ見てくれたりもするしね。ありがたい限り。


Kのような存在って、人間関係構築へたくそ大魔神のわたしにとってはとても珍しくてありがたい存在なんですよね。

これからも毎年お誕生日お祝いの連絡が来てほしいなぁと、この縁が続けば良いなぁと、今日届いた彼女からの唐突な内容のLINEを読みながら思います。



今夜お話ししたのは、共に過ごす時間は誰よりも少ないのに、10年経っても変わらずわたしのことを強く想ってくれている、友人Kのお話し。



それでは、また。

わたしでした。

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