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(改題)あるヨギ見習いの猛省備忘録 〜療養生活その1〜


2022.8.23-25
8月23日
 仙台に戻り、これからしばらくは療養に専念する生活を自他ともに自覚していかねばならない。身の回りのことは人頼りしないことを好んでいただけに、周囲にわがままに頼り過ぎても申し訳ないという気持ちと、不自由なもどかしい気持ちとの狭間でこれまであまり覚えのない感情を経験したように思う。

療養中の朝日のあたる障子

 普段なかなか出来ないことをこんな希な機会にこそしよう!と意気込むのは誰しもかもしれないが、普段出来ないことは機会があってもやはり出来ないというのが実感。恐らく、それは機会の有無ではなく意識、理解、動機と言ったものに左右されるように思う。

事故当時の腫れた右足

 気晴らしに温泉療養に適した温泉をいろいろと探してみた。そんな時、終生を温泉療養で病と闘いながら志しを全うしたH先生が建設された温泉施設のことを知人から聞く機会があった。その施設は群馬のT温泉にあり、よくよく調べてみると驚くべきことに幼い頃に父と姉と何度か行ったことがある知り合いの山荘の真向かいにある施設だった。当然、その頃の建物の記憶などはないのだが。是非とも懐かしいし、効能も期待できるので行きたいが余りにも距離があり過ぎるのでしばらくはお預けである。近所にもバリアフリーの温泉がひとつだけある。家族風呂、貸切風呂であれば入浴代の差はあれ、もう少し選択肢は広がるのでそれも楽しみにしておこうと思う。

8月25日
 それから数日後にここから一時間圏内にあるバリアフリーで貸切風呂のあるK湯に思い切って行ってみることにした。
 行ってみると設備も応対も良く、利用しやすい有難い存在となりそうだ。心身ともに緩和して全身の血行が良くなった気がしたものだ。

バリアフリーの貸切風呂


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