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音楽が日常や人生に影響してる話
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#ライブ

リキッドルームでBRAHMANを見た

11月10日。その日は8か月振りのBRAHMANのライブ体験。 今年はOAU(ブラフと同一メンバーがまるっと在籍する別のバンド)のリリースとツアーがあり、ブラフのライブ本数自体が少ない。 彼らほど僕の人生に影響を与え続けているバンドはいないのにライブ見れなさすぎて、禁断症状が出てきていた。 そんな状態で見たライブは、結果から言うと、瞳孔開きっぱなしで最終的にカッコ良すぎて笑っちゃうくらいの内容だった。 この日はHawaiian6というバンドの主催企画で、全4組出演。 他の

大車輪11の記録 -後編-

前回:大車輪11の記録 -前編- 開場までで3000文字を費やした。表向きにはお客さんが入場しただけの前編。 イベント開催から早くも1週間が経ったけれど、今回も時間を当日まで戻してお届けする。 開場時間中のこと開場時間と転換中は、僕が選曲したプレイリストをBGMとして流していた。その時間の話をしたい。 1組目、ノンブラリの出番まであと10分ほどに迫った時間のことだった。 それまでステージ横の控え室にいた、ボーカルの山本きゅーりさんがおもむろにフロアに現れ、僕を見つけて伝

大車輪11の記録 -前編-

先日公開した記事が読みづらかったので、書き直し。舞台裏の描写をたくさん追記したので、一度読んでくれた方もよろしければ・・ 大車輪11、終了!10月19日に大車輪11が開催され、終わってしまった。 しかし、僕は知っている。 イベントが終わった後に始まる平日の寂しさが、次のイベントに向かわせることを・・ 当日はどんな雰囲気だったか、一言で表わすと【予想してなかった感情をめちゃくちゃくらう】イベントだった。 あの場に居合わせた方々は同じ気持ちではないだろうか。 この前編で

10/19 イベントのデザインいろいろ

何度か書いているが、10/19に吉祥寺NEPOでライブイベント「大車輪」を開催する。 今回はありとあらゆる準備を自分でやっている。こんなにも自分だけでやっているのは初めてではないだろうか。 今まではライブハウスの担当の人と相談しながら当日のことを決めたり、出演バンドに何かやってもらうのに頼んだり、好きなデザイナーにフライヤーを頼んだりしていた。 今回のイベントは、吉祥寺NEPOとは「場所を貸す側と借りる側」で、出演バンドは「イベントに出る側と出てもらう側」で、デザインのす

弟とNORIKIYO見た

集合そして客層8月23日のことだ。転勤で仙台在住ヒップホップオタクの弟と川崎クラブチッタに集合し、NORIKIYOのライブを観に行った。 去年出た「馬鹿と鋏と」、そして今年出た「平成エクスプレス」の合同ツアーファイナルだ。 NORIKIYOはリリースペースがおかしい。前者のツアーを回っている最中に9曲入りEPを出し、その1か月半後に後者のアルバムを出した。さらに最近はAKLOというラッパーとの共作でアルバムを出した。すべて1年以内の出来事だ。どうかしている。 KREVAのワ

サマソニ3日目の記録 ~前編~

1日目は割と友達や妻と一緒にいる時間が長くて、書くべきはそっちじゃない。書くのはこっち、完全一人参加となったサマソニ3日目のこと。 音楽知らない人が読んでも楽しめるようにしたい。 よって、どんな曲をやったかだとか、音楽の専門用語を極力交えないで書いていく。ライブを観た自分に何が起こったかに焦点を当てる。 まずは下の図をご覧いただきたい。 赤マルが全部かほとんど見たアーティストで、緑マルが1曲以上30分未満といったところ。かなり頑張った。えらいえらい。 だってライブ観る

大車輪11開催します

詳細が確定したのでnoteでも告知を。 今週やっと梅雨明けしたばかりで、1か月以上も鬱屈とした空模様を見せられていた。 最近は本当に視界まで晴れたような爽快感がある。僕としては目の前にある夏を心ゆくまで楽しみ尽くしたい気分だ。 だから明日いきなりイベント当日の気分になるのは想像できないし、そうなったら困る。暑いと言いながら汗をかきたい。 皆さんも今すぐに来る気分になってもらわなくたっていい。10月19日までにジワジワ来たくなってきてほしい。 ** 大車輪11 10/1

5年振りの「大車輪」開催にあたって

2019年10月19日土曜日、5年振りにライブイベント「大車輪11」を開催する。会場は今年オープンしたばかりの吉祥寺NEPOだ。 なぜイベントを再度始めようと思ったのかを書き残しておきたい。 イベントをコンスタントにやっていた時期は「誰かが待っていてくれてるかな」という気持ちも多少あった。 しかし今回は真逆。 誰も待っていない、今こそ! 自分が自分であるために始めるという、完全に自分が理由のきっかけ。 それは強い推進力となって僕を突き動かした。 イベントが止まってい

ナンバーガールのセットリスト10曲決めた

ナンバーガールのチケットがまったく当たらない。 今回のツアーのキャパは、全部足しても9000人ほどの動員である。 恐らく10万人は応募してるだろうから、当選なんて土台無理な話だ。同じ規模のツアーをあと10回やってくれないと行ける気がしない。 じゃあ自分の中のナンバーガールに曲を演奏してもらえばいいじゃん!ということに気づき、今からセットリストを考える。10曲で。 まず、おれが見た数多のナンバーガールの映像の中で『はいから狂い』で終わるのがめちゃくちゃカッコ良かった。最後の

初体験、浅井健一 & THE INTERCHANGE KILLS

自宅だけでのベンジー摂取に限界が見えたのは去年の暮れ。 3月末のチケットを手に入れることで平静を保ち迎えた本日。 リキッドルーム恵比寿へ、初めてベンジーのライブを観に行った。 客層は革ジャンにオールバックだらけかと思いきや、意外とsyrup16gに近い何かを感じる。 開演前にガヤガヤしてるのは全然違うんだけど、演奏が始まったらその正体が分かった。答えはのちほど。 定刻ぴったりに暗転し3人が登場。 すると会場のあちらこちらから、「もう、思いが溢れてこうするしかない、だって

ありえない席でPerfume横浜アリーナ

最初に言っておこう。ライブが始まるまでに1000文字ほどかかるし、「ライブを観た僕に何が起こったか」をメインで書いた文章だ。ネタバレは含まれない。 ニューアルバム『Future Pop』のリリースが決まったくらいのタイミングだっただろうか。 PTA(Perfumeのファンクラブ名)歴10年の友人に頼んでチケットを取ってもらった。 ファンクラブでも外れることは結構あるらしく、当選の知らせを聞いたときは安心したものだ。 チケット転売対策で、座席の一切は当日入場するまで分からな

吉祥寺、みなとまちとカレー日和

10月だというのにゲリラ豪雨のような降ったり止んだりを繰り返す街、吉祥寺。しかし天気など関係ない。心がカレー日和ならば・・ 時間をさかのぼること半日。 吉祥寺WARPというライブハウスへ【みなとまち】を見に行く前日に、miさんのnoteが上がってきたのだった。 この中でまめ蔵というカレー屋を紹介されていらっしゃる。 そして「かぼちゃペースト」という魅惑的かつ悩ましげなワードに反応した次の瞬間、僕の身体は現地へといざなわれ、一人用の席にしっかりと着座していた。 初めて

てのひらに 名前なきまま

気になるバンドを高円寺まで なじみのない道を 知った顔で歩いていく 通りすぎたり 止まっている人たち 多くもなく 少なくもない 生活の営みが見えるほど だれかとの距離は近くもないのに ライブハウスの暗がりには 見たら思い出した顔 めんどうなわけではない 嫌いになったわけではない いまの気分の動きを求めていない ストーリーやルールに入ってこない それだけのこと ベーシストの足もとに ペットボトル置くのが合図 ひかり落とされライブは始まる バンドとステージと僕 目に

続々・大車輪 vol.1 ~ポップの祭典~

相対性理論の出演が決まった深夜3時半。 メールはすぐ返さずに、関根と興奮を分かち合い眠りについた。 1月末には、のあのわというバンドの出演が決定。 当時から知らない音楽を追いかけまくっていた僕は、YouTubeで偶然見かけた彼らに一目惚れ。 『ゆめの在りか』はライブで見たら絶対にすごいことは一瞬でわかった(そして実際は予想の100万倍すごかった) まだバンドメンバーが運営していたウェブサイトにアクセスして、hotmailのアドレスに直接オファーすることがきた。 直後にメジ