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【病休教員】辞めたくても辞められない理由を考えてみた

病休中の支援学校教員です。
病休中の出来事、感じたことを綴っています。

教員のブラック労働の実態、イメージから教員採用試験の倍率の低下がニュースになっていますが、それでも、1年以内の離職率(4・9%)は、民間(12・0%)と比べて低いようです。(下の記事のデータを引用)

私の周辺でも、20代の若い先生の離職は稀に見聞きはします。
ただ、同世代40代の離職は皆無です。
働き方や待遇に不満を口にする同僚はいるものの、辞める教員はいない。

私自身、うつ状態で苦しむ中で、
このまま辞めたら楽になれるのだろうか?
退職が頭によぎることもしばしばありました。(あります)

うつ状態では、判断力、決断力が低下していて、重要な選択はしないことが鉄則です。

なので、今このタイミングで退職の決断はしませんが、私が教員を辞めたいと思っても、退職しない(できない)理由を以下にまとめてみました。

うつ状態で悲観的なバイアスが掛かっていることを考慮の上、読み進めてください。

結論から言うと、
今の待遇や働き方、これまで積み上げてきたものにしがみつこうとしている自分自身が見えてきました。


恵まれた給与、休日、身分保障


・毎月の安定収入があること。親子3人で暮らしていくのに十分な給与であること。
・土日祝日休みに加え、長期休みもあり、家族との時間、趣味の時間を確保しやすいこと。
・病休になっても、給与の保障がされていること。今まさに恩恵を受けています。
・社会的に信用してもらいやすい職業であること。


ビジネス経験がなく、転職が難しいこと。

 改めてキャリアを見直してみると、40歳を超えてビジネス経験が一切ないこと、一般企業で武器になるようなスキルが身についていないことを痛感しました。
 転職市場でも、一般的に教員歴は高く評価されません。


家族への思い

・教員であること、公務員であることを期待されている。と感じていること。
・私が教員を辞めることで、家計や将来設計の前提が崩れてしまう。と感じていること。
・私が教員を辞めることが、(たとえ私が退職を望んでいたとしても)家族の幸せにつながるのかは未知数。
・私に幸せを感じさせてくれる家族を大切にしたいという思いがあること。

道半ば。ここで辞めるのは無念という思い。

自分だからこその支援を13年間、試行錯誤しながら創り上げてきました。まだまだ道半ば。こんな中途半端なところで、後ろ向きな気持ちで、辞めていくのは悔いが残ります。


今の立場、これまでやってきたことに思いっきりしがみついていることが可視化されてしまいました。

これから復職するにしても、退職するにしても、どちらにも天国と地獄がある。
ユートピア(理想郷)がないことは理解しているつもり。

人生塞翁が馬

どちらになっても、選んだ道を正解にするだけ。
道を選ぶ判断力、選んだ道を正解にするバイタリティーを再生させるべく
今はあせらず、あわてず、あきらめず
メンタルの回復を待ちたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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