豆1

節分と言えば豆

2月3日が過ぎようとしている

この日は世間では豆を粗末に扱う習慣があり

豆を床にばら撒き、「鬼」という見えもしない敵と戦う

豆を床にばら撒くとその「鬼」は家の外へ逃げるらしく

そして福が家の中にやって来るという

自分も小さい頃は豆をばら撒いた記憶がある

小学生の頃は学校の行事でも豆まきがあった

鬼役の先生は加減を知らない子供にブチ切れ、

鬼役の子供は痛さで泣いて中断となる

「全然福が来てない」

子供の頃はそう思いながらも

長いものに巻かれ

豆を撒いていたものだ

今年の自分はそんな事を思い出しながら

節分という事で豆を撒く事にした

いや、豆を挽いた

豆から挽いて淹れる珈琲は良いね

最近の趣味と言えば

砂糖もミルクも入れずに珈琲の香りを楽しみながら

お香を焚いて、レコードに針を乗せて、

葉巻を咥えながら革製品を手入れする

味覚、嗅覚、視覚、聴覚を至福に満たしていく

最後にアントニオ猪木の名言で締めようと思う


「この豆をまけば、どうなるものか

誤る事なかれ、荒ぶれば道は無し

まかずに挽けよ

挽けば分かるさ、ありがとう。」

1998年4月4日 東京ドームにて

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