びっくりするほどうまくいく!伝え方が9割
「伝え方が9割」
NoをYesに変える技術
①自分の頭の中をそのままコトバにしない。
②相手の頭の中を想像する。(7つの切り口)
③相手のメリットと一致するお願いをつくる。
相手の思考に寄り添うところからスタート。慣れるまでは、この①〜③をなぞるようにコトバをつくる。
相手の頭の中を想像する時の7つの切り口がある。それが以下の通り。
7つの切り口
①相手の好きなこと
「驚くほど旨いパスタどう?」
「できたてをご用意します。4分ほどお待ちいただけますか?」
②嫌いなこと回避
「芝生に入ると、農薬の臭いがつきます」
「住民のみなさまのご協力で、チカンを逮捕できました。ありがとうございました。」
③選択の自由
「驚くほど旨いパスタの店と石釜フォカッチャの店どちらがいい?」
「A案とB案ありますが、どちらがいいですか?」
④認められたい欲
「きみの企画書が刺さるんだよ。お願いできない?」
⑤あなた限定
「他の人が来なくても、斎藤さんだけには来てほしいんです」
「はじめて来たあなただけ、特別なデザートに変更します。貴重なフルーツで、この店にあるのはこれが最後の1つです」
⑥チームワーク化
「いっしょに勉強しよう」
「私もいっしょです」
⑦感謝
「いつもありがとうございます。領収書お願いできますか?」
「トイレをキレイに使っていただき、ありがとうございます」
お願いは相手との共作。だから、相手が本能的にそうしたいと思うようにしたい。そして、答えは全て相手の中にあることを忘れてはいけない。自分のベストを尽くしたら、相手に委ねる。ここは「課題の分離」だ。
これらは、相手への愛情を表現する技術。
強いコトバをつくる
①サプライズ法
②ギャップ法
③赤裸々法
④リピート法
⑤クライマックス法
伝え方は技術であると言われると、ちょっと違和感を覚えるかもしれないが、相手と気持ちのよいやりとりをすることが目的。
だから、より効果的に自分の気持ちを伝えたり、相手のことを思いやったりするためには、技術が必要なのだ。
仕事では、人に伝えて、理解してもらって、動いてもらってナンボだから、相手を動かす言葉が必要だ。
人を動かすのは、論理だけではない。その人に寄り添い、小さな感動が生まれたら、気持ちよく動ける。
人は論理と感情で動くのだ。車の両輪のようなイメージで、どちらも自在に動くから快適なドライブにつながる。
この本では、コトバの内容面については一切触れていない。
それでも人生が変わるほどの影響を与えてくれるのだから、いかに伝え方、言葉選びが大切なのかを物語っている。
小学校教師、パパとしての立場から発信し続けていきます!これからもよろしくお願いします!