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【適応障害】休職者の気持ちは休職者にしかわからない。
自己紹介
こんにちは。バナボ千尋です。
僕は社会人2年目に適応障害で休職し、3カ月で復職したサラリーマンです。
現在も適応障害やその他精神疾患に悩む方に向けて、克服のヒントとなるブログを書いています。
僕自身のリアルな体験談は以下記事に書いていますので、気になる方は読んでみてください。
休職者の心境
僕の休職期間は3カ月でした。
復職初日の緊張感は今でも覚えています。
入社式よりもよっぽどドキドキしました。(2日酔いだった)
通勤ラッシュと渋谷を歩く人のスピードに圧倒されている自分がいて、
違う世界に迷い込んだ気分でした。
3カ月前まではスタスタと歩いていたのに。
視界に入る本社が大きくなるにつれて、心が締め付けられていく。
そんな自分を俯瞰で見た自分が「大丈夫」と声をかける。
久しぶりの挨拶のシミュレーションは何度もしているけれど、正直メンバーと絡みたくない。
仕事なんてできる気がしない。
この緊張感は1週間、2週間かけて徐々に取れていきました。
休職者の周囲の人の心境
僕が適応障害で休職する1年ほど前、僕のOJTトレーナーが適応障害で6カ月休職していました。
彼は20代後半のエンジニアで、復職後は1カ月も経たずに退職しました。
彼が休職して、現場の空気が何か変わったかというとそうではありません。
プロジェクト管理上、彼が抜けた穴に対応を施したらいつも通りです。
彼に対するみんなの感情としては「どうしちゃったんだろう」でした。
そして現場は忙しく、みんな自分のことで精一杯。
数か月後、休職していた彼が復職するという話がチーム会で出ると、
「おお、ついにきたか、助かるな」という声が上がりました。
仕事をしていると半年はあっという間ですから、誰も彼が6カ月もお休みしていたとは思っていなかったでしょう。
そして彼が復職すると、こんな会話が聞こえてきました。
先輩社員「久しぶり!どうしてたん!?」
復職者「ちょっとね、、。いろいろあって休んでたんですけど、もう大丈夫です!」
先輩社員「テキオーしょーがい?だっけ。よくわからんけど、頼むぜ!おい!」
復職者「ご迷惑おかけして申し訳ありません、、。はい(笑)」
先輩社員に悪気は全くなかったと思います。
にこやかで、温かく復職者を迎え入れるオーラを出していました。
空気も悪くなっていないし、僕も笑ってそれを聞いていました。
適応障害という病気の名前すら知らなかった僕は、数カ月前まで即戦力だった彼が押しつぶされるほどの緊張感をもって出社しているとは想像できませんでした。
まとめ
適応障害という病気はまだまだ知られていません。
そして、休職者にとって長く感じる休職期間は現場にとっては一瞬です。
休職者の復職初日に感じる緊張感を想像できるのは、同じような経験をした人しかいないだろうと思います。
適応障害者が年々増加し、社会問題としてもっとメジャーになってから対応が考えられるのでは、今苦しい思いをしている人が報われないじゃないですか。
なるべく早く周知する必要があると思っています。
あ、そのためにも今読んでいるあなた、スキしてくださいね?
少しでも多くの人に届きますように。
あなたのサポートで僕の活動を応援してください! 適応障害は年々増加傾向にあります。しかし、その病気についてはまだまだ知られていません。症状が改善しても悩んでいる人はたくさんいます。僕は実体験からこの病気について発信し、適応障害に悩む人々の安心できる社会を実現したいです。