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友人への結婚報告

自己紹介

こんにちは。バナボ千尋です。
僕は社会人2年目に適応障害で休職し、3カ月で復職したサラリーマンです。
現在も適応障害やその他精神疾患に悩む方に向けて、克服のヒントとなるブログを書いています。(日記も多め)

結婚報告

以上ブログにも書きましたが、友人への結婚報告に恐れが少しありました。
(コメントで励ましの言葉をいただきました。本当にありがとうございました。)

先週の土曜日は共に乃木坂を追いかけたオタク友達4人で食事をしました。
彼らとの飲み会は大抵、横浜の喫煙可能な居酒屋です。
細谷と篠塚が末期のヘビースモーカーのためです。

僕らの飲み会は矢内の乾杯で始まります。
乾杯の前に僕から、
「発表があります。結婚します。」

「おめでとうございます。」
静かに乾杯し、一旦一口ごくり。
熱帯夜のエクストラコールドは夏の風物詩ですね。

「あれから、結婚か~」
実は3カ月前の新居に引っ越すとき、彼らには助けてもらいました。
みんなで大きな家具家電を運びました。

「そんなめでたいときに、ちょっとこれはバナボへの誕プレなんだが。。。」
細谷と篠塚が何やらごそごそ袋を出してきました。
僕の誕生日は3月です。
おそいな!と思いましたが、渡すタイミングもなかったのでしょう。

「あ、じゃあ僕から。」
細谷が赤い紙袋を僕に渡してくれました。
紙袋にはBaccaratの文字が。
高級感のある美しい箱の蓋を開けると、繊細な光を放つグラスが入っていました。
うわ~~~~~!
「バナボの彼女のインスタ見ててさ、よくお酒作って飲んでたからさ。よかったらこれで。」
我が家にバカラのグラスがやってくるなんて、、、!
信じられません。

「あ、じゃあ僕からも」
篠塚が水色の紙袋を僕に渡してくれました。
紙袋にはgelato piqueの文字が。
袋の中にはバナナ色のパジャマ!
これはさすがにみんなで笑ってしまいました。
「いや、これ彼女と選んだんだけどさ、俺もバナボが着ると思うと全部おもろく見えたんよ。」
篠塚は来月から彼女と同棲を始めるそうです。
そんな大変なときに2人で僕へのプレゼントを選んでくれたことが何より嬉しいのです。

細谷も篠塚も彼女にあげるプレゼントですよね。
もしかして、女だと思ってる?(笑)

「今回はバナボというよりバナボの彼女が喜ぶプレゼントを選んだつもり。」
細谷は高校1年生のときの同級生です。
部活も一緒で、初めてのベンチ入り、初めての公式戦出場も一緒でした。
それでいて、教室ではバスケの話は全くせず、ずっとアイドルの話でした。
3人の中では最も付き合いが長いです。
これを言われたときはさすがわかっているなぁ~と思いましたね。
本当に僕は今、欲しいものがなくて。
ただ彼女が喜ぶものは欲しいんです。
細谷の言葉はドンピシャでした。

そして篠塚からもらったパジャマもその日から来ていますが、彼女が大喜びです。
自分では絶対に買わないですからね~。まずあの店に入れない。
この世で最も肌触りの良い服でびっくりしました。
最高ですよ、ジェラピケ。

ここまで読んで、あれ、矢内は?と思ったあなた。
安心してください。
矢内からは3月に純米大吟醸の美味しい日本酒をいただきました。
金箔が入った素敵なお酒。
日本酒は僕よりも彼女が大好きなんです。
結果的に3人とも彼女が喜ぶものを僕にくれました。
これぞ親友です。

それから、結婚までの話をしたり、篠塚の彼女の話をしたり。

帰り、細谷と2人になりました。
最後の別れ際、彼と握手をしました。
「おめでとう。多分帰ったら泣いちゃうよ。ただ正直同棲してから飲みに誘いづらいなぁ~ってのはあって、1~2カ月に1回くらいは飲みたいよ。」

そのとき、
高校時代、2人できつい練習をしていたこと、試合をしたこと。
始発で握手会に行ったこと。
免許取り立てのときに仙台で事故りそうになったこと。
大学をサボって、夜行バスで大阪に行ったこと。
冬の上高地で事故りそうになったこと。
書ききれないほどたくさんの思い出がフラッシュバックしてきました。

それと同時に僕は何を恐れていたのだろうと恥ずかしい気持ちになりました。
胸が熱くなったあの夜を僕は一生忘れません。

あなたのサポートで僕の活動を応援してください! 適応障害は年々増加傾向にあります。しかし、その病気についてはまだまだ知られていません。症状が改善しても悩んでいる人はたくさんいます。僕は実体験からこの病気について発信し、適応障害に悩む人々の安心できる社会を実現したいです。