見出し画像

バカだけど俯瞰できていた高校の部活の先輩。

自己紹介

こんにちは。バナボ千尋です。
僕は社会人2年目に適応障害で休職し、3カ月で復職したサラリーマンです。
現在も適応障害やその他精神疾患に悩む方に向けて、克服のヒントとなるブログを書いています。

僕自身のリアルな体験談は以下記事に書いていますので、気になる方は読んでみてください。

バナボの名付け親の石川さん

「バナボ」というのは、僕の高校時代のニックネームです。
僕は背中に「ソンナニイソグトコロンジャウヨ」と言っているバナナのキャラクターがプリントされたTシャツを着て練習してました。
ギャグっぽいTシャツが当時好きだったんですよね。

「ソンナニイソグトコロンジャウヨ」か。
数年後の適応障害を示唆していたのかもな。

先輩がそれを面白がって、バナナボーイと呼び出したんです。バナナボーイが短くなってバナボ。というわけです。
石川さんという先輩がいました。
一つ上の代でキャプテンを務めた人です。
石川さんは本当に優しくて、毎日練習後にシューティングを一緒にしていたことを今でも覚えています。

そんな優しい石川さんですが、
成績がとっても悪かったんです。
部活動の実力のみで入学した生徒の集まるスポーツクラスに所属していました。
一方僕は成績が学年1位だったので、石川さんから勉強の相談を受けることがありました。

「バナボ、俺は集中力がないわけではないんだよ。でも家で勉強しようと思ってもできないんだよ。一応ノートと教科書を開いて、ペンを持って、勉強を始めるんだよ。例えば世界史な。そしたらフランシスコ・ザビエルが出てくるだろ?ザビエルの顔見てるとな、なんかバナボに似てるなぁって思ったりするんだよ。そしたら、バナボは外人に似てるから、バナボに似てるNBA選手がいるはずだ!って思って、NBA選手を調べるんだよ。そしたら、気づけば寝る時間までNBAの動画見てて、眠くなって寝てるんだよ。わかるか?バナボ。勉強を始めたつもりが、違うことに集中しているんだよ。」

勉強していない自分をよく客観視できている人ですよね。
普通、テストで思うように点が取れていない人は、実際には勉強できていないのに勉強したと錯覚している人だと思います。
しかし石川さんは違います。
真剣に「俺って勉強してないんだよ。」と熱く語ってくるのですから。

彼は間違いなく集中力があります。
毎日練習が終わった後、最終下校の20時までシューティングをしていたからこそわかるんです。
石川さんのシューティングはただパスをもらってシュートを打つだけではなく、ドリブルやフェイクを織り交ぜた、対ディフェンスを意識したシューティングでした。
どんなに疲れた練習の後でも、継続していました。

瞑想を知っていれば、、、

呼吸瞑想をしているときはまさに石川さんのような状態になります。
呼吸に意識を向けていても、1分と持たず違うことを考えてしまいます。
仕事のこと、娯楽のこと、恋愛のこと。
そんな自分に気づいたら、再び呼吸に意識を向けましょう。

「違うことに意識がいくことは普通のことですよ。その自分に気づいたら、もう一回勉強に意識を戻すようにしたら、良いんじゃないですかね?」
当時石川さんにこう返答できていたら、良かったな。

何かに集中したいとき。
頭が混乱しているとき。
リラックスしたいとき。

僕は瞑想をしています。

石川さん元気にしているかな。



あなたのサポートで僕の活動を応援してください! 適応障害は年々増加傾向にあります。しかし、その病気についてはまだまだ知られていません。症状が改善しても悩んでいる人はたくさんいます。僕は実体験からこの病気について発信し、適応障害に悩む人々の安心できる社会を実現したいです。