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デートで大便漏らしてしまった話

秋山温泉

山梨県の上野原市に秋山温泉という温泉があります。
山の奥にある知る人ぞ知る温泉です。

先週末実家に帰った際、久しぶりにみんなで行こうかという話になり、弾丸ドライブでした。

休日の中央道は渋滞に気をつけなければいけません。
山梨方面には温泉、キャンプ、ゴルフ揃っていて、世のサラリーマンの憩いの地ですので、当然車も多いです。

この日は幸い渋滞にハマりませんでしたが、秋山温泉では辛いデートを思い出しました。

ひまわり畑

2022年夏。
彼女とひまわり畑を見に行こうという話になり、山梨県北杜市で行われていたサンフラワーフェスに参戦しました。

当時彼女は土日仕事で休みが合わなかったのですが、偶然日曜日に休みができて、そこで行くしかない!と2人で盛り上がっていました。

当時休みも合わなかったので久しぶりの丸1日デート。
夏の車内は灼熱のため、待ち合わせの10分前からエンジンをかけて、クーラーで車内を冷やしておきました。
行きはそこまで渋滞することもなく、スムーズに進みました。
しかし、談合坂を過ぎたあたりから大雨が降ってきてしまいました。
「これじゃあ、ひまわりたちももう俯いているだろね」その日はひまわり畑を断念しました。
フルーツ公園という大きな公園にあるレストランでランチをしました。冷たい桃のジュースがたまらなくフレッシュでした。
山梨の旬の桃を堪能できました。
そのレストランでゆっくりしすぎたせいか、帰りは大渋滞にはまってしまいました。
でも、彼女となら渋滞だって素敵な時間です。
昔のbacknumberとかradwimpsかけちゃって、大声熱唱タイムです。
懐かしいねぇ〜なんて話していたら、どこからか
「キュルルルルルルル」
という音が聞こえました。
彼女と顔を見合わせて笑いました。
「ねー、なんの音?(笑)」
その1分後、僕は急激な腹痛に襲われました。
1回音楽も止めて。歌っている場合ではないほどの便意です。
「やべ、ちょっとおなか痛いかも。」
彼女は冷房の温度が低すぎることに気づき、急いで温度を上げました。
さっき談合坂SAを通ったけれど、サービスエリアに入るまでの左車線が渋滞していて寄る気にならなかったのです。
絶妙にアクセルを踏む足は震えてきました。
たたでさえ、大雨で薄暗い中央道はより色を失っていきました。
バックライトも何色なのかわかりません。
すべての意識を肛門閉門に向けていました。

「1回高速降りてコンビニでもいこっか。」
次の上野原インターまで5km。
30分近くかかりそうです。

あぁ、もう、、ダメだぁ、、、

僕は車を路肩に停めて、大雨の中、高速道路の端でズボンとパンツを同時に下ろしました。

こんなにも惨めな気持ちになったのは初めてでした。
ひまわりも見れないで、大雨の中、野に糞を放つなんて。。
それも大好きな人の目の前で。

便とともに男として大切な何かを失った僕は天を仰いで立ち尽くしていました。

しばらくすると彼女が傘をさして、
「帰ろうか」
と言いました。

僕は車に戻り、ごめんね、と謝りました。

「ううん、なんかショーシャンクみたいだったよ」

そんな良いもんじゃないだろ。

その日は上野原インターで降りて、そのまま秋山温泉に行きました。
身体は雨に濡れていて、気持ちも落ちていました。
そんな僕に秋山温泉のぬるま湯が染みわたりました。

すると、僕は復活し無事帰宅できたのです。

地獄のデートの救世主でした。
あの日、帰り道に秋山温泉がなかったらどうなっていたことか。

翌年のリベンジ

翌年の夏。北斗市のひまわり畑リベンジを果たしました。

冷房も適切に。
安易にフラペチーノを飲まない。
車内でカラオケしない。
こまめな休憩。

対策ばっちりでした。

失敗も乗り越えれば良いのです!!!

中央道SA少ないよ。。

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