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適応障害エンジニアがストレス発生の仕組みを考える

ストレス発散?そもそも発生させたくない

ストレス発散方法や、ストレス解消グッズ、
最近では、リラックス効果のあるお菓子やドリンクまで出てきましたね。

解消っていうか、そもそも発生させたくないんだけど!
と、休職中思っていました。

皆さんも
「なんで、こんなストレスたまるの私。」って思いませんか?

僕はストレスが発生するメカニズムを知りたくなり、
大学時代の心理学の教科書を開きました。

1. 心と身体のつながり

心理学は割と新しい学問で、まだまだわかっていないことがたくさんある現状だそうです。
教科書を一通り読んでみて、数学のように、足し算から徐々に複雑になっていくという一連の流れがなく、さまざまな観点での実験と結果からわかる考察が羅列されているという構成をしているなぁという印象を抱きました。
しかも、考察も「こーゆーことがある」みたいな結論でゆるぎない証明的なものは少なかったです。

しっかりした定義は教科書の最初の方に書いてありました。
それは以下の2つです。
・外からの刺激を神経、脳で感知し、心に影響を与える
・何かしらの心のはたらきを経て、人は行動を起こす

具体的な脳の動きや動いている物質の説明もありましたが、よくわからないのでスキップ。
これが教科書の序盤に書かれていて、
それ以降は
・こーゆー刺激を与えると、人はこう感じて、こーゆー行動をとる
みたいな実験が羅列されていました。
例:パブロフの犬など

単位が楽に取れるという理由で受けた心理学。
こーゆーことあるよねぇと思ったことがしっかり言語化されていて、読んでて気持ちがよかったです。

2. 欲求

心のはたらきの1つに「欲求」というものがありました。
人はさまざまな欲求を持っていて、欲を満たすために行動する。

うん、当たり前のことだな。
教科書には、三大欲求やマズローの法則について書かれていました。
そして、複数の欲求を同時に満たす行動が見つからないとき、人は「葛藤」するとも書いてありました。

現代人の悩みやストレスの原因ってこの教科書で言うところの「葛藤」だなと思うわけです。

ストレスを発生させないためには


ストレスの原因がこの「葛藤」なのであれば、
不必要な欲求を手放せば良いのではないでしょうか。

先日、同棲している彼女がもずくを買ってきました。
今朝彼女が、ごはんにもずくと醤油をかけて一口食べると、
「うぇ!なんだこれ!酸っぱい!」
めかぶを買ってきたつもりだったそうです。

どうしてそこで気づく。
もずくって書いてあるし、見た目ももずくだし。

「私、これ無理かも。バナボ全部食べれる?ごめんね。」

そのお願いがすごいストレスに感じたんです。

僕は幼少期から、食事の好き嫌いをするとものすごく怒られました。
うちの父親は癖のある食べ物が好きで、土曜日の夜はラム肉とかレバーとかマグロの肝とかよく買ってきていました。牛肉や鶏肉も香辛料やハーブの効いたものが好きです。
今では、お酒も飲みますし、そういったものの美味しさがわかります。無性にエスニック料理が食べたくなるときもあるくらい。
でも、子供にはわからないじゃないですか。
僕が子供のころ、そういったものを食べれないと言うと、父は不機嫌になり、わがまま言うなと怒鳴ってくるわけです。
だから、僕は文句を言わず、出てきたものを食べていました。

この経験があるからこそ、無意識に大人になっても食べ物の好き嫌いがある人を見ると、腹が立ってしまうんです。
「そーゆーのは食べてたら、だんだん好きになってくるし、いろんな味を知った方が深みがわかってきて食事も楽しくなるし、料理も上達するし、健康にも良いんだから。」
って、言いたくなるんです。

僕の欲求は
「俺は多少苦手だなと思っても食べて生きてきたんだぞ!お前もそうしろよ!」
なんですかね。恥ずかしくて認めたくないですが。

とはいえ、
・不機嫌になられたくない。
・彼女のことは好きだから優しくいたい。
・こんなめんどくさい自分をさらけ出したくない。

もあるんですよね。

冷静に考えてみれば、別に好きなもの食べれば良いじゃんって思います。
毎日一生懸命働いてるんだから、食事の時間くらい有意義な時間にしたいですよね。

不必要な欲求を手放せれば、特にストレスに感じません。

余談

もずく。
そのままだと酸っぱいけど、お吸い物に入れたらおいしく食べられるかな。
今夜作ってみます。

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