連続辛さ小説
大学4年生の夏
地元から就活で東京に来てた
特にしたいことなんてなくて
周りのみんなに合わせて親の期待を背負って就活を続けてた。
肩書きと企業のかっこよさだけを求めて就活をしてた自分がいた。
当時は軽薄な自分に気づけず自信とプライドだけは高かった。
そんな自信とプライドはお祈りメールが来る度にズタズタに崩れ落ちていった。
結局、自分の行きたい会社は全て落ち
地元のそこそこ安定している中小会社に就職した。
勤務地は支社がある東京。
毎朝、満員電車に押し潰されそうになりながら通勤して真夏の東京の汐留で慣れないきちきちのヒールを履いて働いていた。
こんなところ早く転職して良いところに就職しようとずっと考えていた。
家具がほとんどない家に帰って1人でご飯
はじめの1ヶ月ぐらいは寂しくて、ご飯食べながら涙が止まらなかった。
自分は会社に就職して働くことだけがゴールになってた。
働いた先で何をしたいかなんて何もなかった。
自分がしたいことではなく働かなければという義務感と稼いで生きていかなきゃという事だけしか頭になかった。
成功するって何?
働くって何?
稼ぐって生きるため?
辛くなったらどうしたら良いの?
うまく世の中わたるにはどうしたら良いの?
息苦しさだけが残った…
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