【手裏剣】成瀬 関次 著

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【手裏剣】
昭和18年(1943年)4月発行
新大衆社 発行
成瀬 関次 著
現在では「忍者=手裏剣」というイメージが付いてしまったが、日本武術の1カテゴリーとして手裏剣があった事を解説している良書である。
手裏剣に関する技法はもちろんの事、民俗学的視点から手裏剣術を行う上での考え方や手裏剣にまつわるストーリーも多く紹介されており、多くの手裏剣術に関する書籍が忍者関係または自流の流派解説で終わる中、広い視野を持って記述されている事や、手裏剣に関する資料も少ない事もあり、手裏剣研究の際は必ずと言って良い程参考にされる書籍でもある。

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