8.あなたはあなたの優しさに感動する必要がある

自分の世界の整え方・第8弾です！

あなたの優しさに感動する

優しい皆様へ

皆さんは優しい。
優しいから揉めたくないし、争いたくないし。
我慢しちゃうし、合わせちゃうんですよね。

誰かを庇ってきたし、ちょっとムカついても誰かをちゃんと憎めなかったんじゃないかと思う。
本当に優しい。

特に日本って本当はそういう人ばかりなんじゃないかって思っている。
そういう意味でも日本中がここに気付いたら、やっぱりこの国は世界の中心になって、世界中を引っ張って行くんだと思う。

そして、あなたはその先頭車両に乗っている。

自分の中の優しさに気付いてほしい。
人を許してきたその優しさを。
人を想いやるその優しさを。愛を。

けど、自分に優しくない。
自分に優しくないから、力が半減してしまっているかもしれない。
その優しさを皆んなが自分にも向けたときに、もの凄いパワーが生まれると思っている。

もの凄い愛を持った人達だよね。
日本人て。

自分のそのとてつもない優しさを褒めてあげてください。
讃えてあげてください。
それは賞賛に値する。
これからの社会を作るエネルギーになる。

俺の場合は、5歳から施設に預けられて、親と一緒に住めなかったのに親を憎めなかった。
たまに会えるときは、親が喜ぶように振る舞った。

本当は寂しかった。
一緒に暮らしたかった。

小学校最高学年になったときには、施設でも学校でもリーダー的な立場になって苦しくなった。
いつも通り、日常を過ごそうとするだけで涙が流れた。
夜になると、施設の更衣室のロッカーに閉じこもって泣いていた。

1番辛かったときに甘えたかったが、親の元に帰ると
「甘えるな」
と言われた。
そしたら、緑色の尿が出た。
（これは飲み薬の副作用？だと思うけど）

施設の世話係の人の目を、気にして育ったせいか、職場の上司や友人、知人の中で、中心となる人の目を常に気にしていた。
転職回数は多いが、どの職場にいてもプロジェクトのリーダーとなる人に嫌われることを恐れた。

あるときに、職場の同僚や自分にパワハラしてきたリーダーにブチ切れてクビになった。
頭の中で何度もその人は現れた。
怒りや思うことを紙に書いては外に出した。

そして、自分の本音を見た。
揉めたかったわけではない。むしろ、調和したかった。
どこかで愛されたいと思っていたのだろう。

心の奥底にはちゃんと悲しいと言う気持ちがあった。

常にそのリーダーが苦手だと思っていたけど、まだモヤモヤしているものがあった。
スッキリしない何かがあった。
内面、記憶、悲しみを見続けた。

いつもいい顔をしてくる人。
いい顔をしてくるから、いい人だなぁと思いたい。
調和的な関係を築いていたい。
そんな相手であったが、裏では根回しし、自分には嘘をつく人がいた。

そして、自分はそれを薄々勘付いていた。
けれど、許していた。
揉めたくない。この人をそんな風に想いたくない。
そんな気持ちが本来出るべき感情に蓋をしていた。

これは、我慢であった。

本当は怒っていた。
ムカついていた。
そして、悲しかった。

中学からの友達の男がいる。
世間一般的に親友と言われる人。
ただ、俺は10年ぐらい彼が苦手だった。

彼はマウントをとるのが得意だった。
そんな彼は、よく人間関係のトラブルを起こしていた。
俺はそんな彼に会うたびに
「俺はいいよ。けど、他の人は嫌だと思うよ」
と言い続けた。

俺も嫌だったのに……

そのときは、嫌だけど友達だから仕方ない。
親友だから。
なんか、昔から今も一緒にいるのはコイツだしなぁ
そんなことで流していた。

彼は自分自身の声を自らが聞くまで、マウントをとる自分の話し方や態度に気が付かなかった。
彼が1番嫌いなタイプの人の話し方をしていたらしい。

俺は彼に話した。
「好きになれなかった」
嫌なことを嫌と伝えた。

彼は
「ありがとう」
と言っていた。

彼とは今でも友達だ。
毎日のようにLINEでふざけ合えている仲である。

マインドで怒るって言うのは、関係性を悪くすることではない。
むしろいい方向にいく。関係性は良くなる。
必要な人は残る。

自分の愛情や優しさを認める。
そこに気付いてあげる。
そうしないとちゃんと怒れない
ちゃんと感情を出せない
ただのいい子ちゃんをやってしまう。

いい子ちゃんは、勝手にいつのまにか作られた偽物の自分だ。
本来の自分からかけ離れた自分だ。
そんなものは、自分じゃない。

蓋をした感情、閉じ込めた感情があると思う。
感情＝エネルギーだ。
つまり、閉じ込めたエネルギーがある。

閉じ込めたエネルギーは、滞らせているエネルギー
それを放出しよう。

庇ってきた相手への怒りをちゃんと見るために、自分のその優しさや愛にまずは気付いて、もうそれは褒めてあげて欲しい。

人生曲線を見て、記憶を憶い出して、自分の中の愛や優しさに気付いてください。

自分の中の優しさに気付いてあげてください。
その優しさや愛をちゃんと認めてあげてよ。