悔しさがほしい。
最近、悔しいって思うことがない。
考えてみたらあたりまえだ。「このくらいでいいか」の毎日だから。
必死さも、真剣さも、その瞬間だけでものめり込んで力を注ぎ込むようなこともなく、悔しいなんて思うわけない。
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最優先事項は、心と身体を守ること。
そう思ってから、一歩引くどころか壁をつくって、その隙間からいろんなものを見ている。
少し踏込もうとしても、まわりとの温度さや不安を呼ぶ空気を感じた瞬間、すぐに壁の後ろに戻ってばかり。
だからかな、壁の向こう側がどんな場所だったのか、思い出すのが難しい。
そこにある不安や怖さだけが、ちかちか光って揺れている。
光はどんどん大きくなって、壁もどんどん分厚くなっているような気がする。
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壁の内側にいたら、安全そうに見えるよ。退屈だけど。「このくらいでいいか」を投げるだけだから。
でも時々、揺れる光が不安や怖さの象徴じゃなくて、希望や期待に見えたりする。ほんとは壁の外側に行きたい。
どうしよう。どうやったら、外側で立っていられるんだろう。
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