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ロードバイクで大腿骨転子部骨折vol.1


自転車で転んで大腿骨を折りました。
記録として書き留めていきます。
まずは当日。

かつてメッセンジャーとして都内を走り、今もロードバイクやピストで走りに行くのを趣味としているのですが、
期せずして事故にて大腿骨を骨折。
(正確には大腿骨転子部骨折)
"シャカリキ!"のテルよろしくより速くなって自転車に戻りたいと進むつもりのこの記録が、自分の記録だけでなく、もしかすると誰かの役に立てるかもしれないと書き記すことにしました。

5/15  夕方、
一件仕事を終え、次の打ち合わせへ向かう為に環七を南下中、
ちょっと車線変更が強引な車があり、ググッと寄ってきたので、左折して路地に避けようとしたら気づけば転倒。
路地に入ってすぐの路面がずいぶん砂が溜まっていてそこにハンドルを取られたよう。
記憶に薄いのだけど、右に倒れたので2アクションあったのかなと。にしても右足はビンディングは固定されたままでハンドルから手も離れずだったので、
かなりのスピード感での転倒だった模様。
ひとまず自転車を支えにして立ち上がると、右肘に擦過傷と、右腿つけ根あたりに鈍痛。
その他はどこにも擦り傷もなく、強めの尻もちかと痛みが収まるのを待ったがどうもおかしい。
近くの病院に自転車を押していこうかと思ったけれど、右足に荷重をかけるとお尻から膝あたりまで電気が走るような耐え難い激痛。
20分くらいチャレンジするも、まったく前に進めないので、脱臼か筋でも痛めたのかなと思い、救急車を呼ぶ事に。
到着までの10分ほど、痛みは増していき、落としたサングラスを拾うこともできない。
救急車到着後は隊員さん2人に抱えてもらいやっとタンカへ横になり、状況を聞かれながら、隊員さん達も「なんだろうねぇ」「折れてるとは思えないけどー」なんて話に、とりあえずその後の打ち合わせだけリスケの連絡を入れ、車は世田谷中央病院へ。
その頃にはベッドを移るのも、歯をくいしばり手を握りしめ、涙が滲むような痛み。
レントゲンを撮ると尾上松也さんそっくりの先生が、「怪しい線が見えるからCTも撮りましょう」
と。
CTを撮った結果「大腿骨ポッキリいってます、手術が現実的だし、当院で良ければ明日ちょうど手術日で、整形の先生も手術できるよ、と言ってます。 それ以外だと今ひとまず松葉杖で帰り、家の近くの病院をご自分で手配してもらうか、だけど、どうしますか?」。
とりあえず僕は、マジか、と一言。
手術も入院もいままで経験がなく(メッセンジャーだった頃、腕や鎖骨の骨折は何度かありましたが)
すでに組んだスケジュール、まもなく迫る引っ越しの準備、手術の費用、手術後の治癒への流れ、
なにより入籍したばかりの妻の顔がグルグルグルグル、、、
そして何故か松也さんの後ろにローディと思しき男性がちらり。(え、なんで?)

CT写真
赤い丸のところの黒い線が折れたところ

ただ、もう立ち上がれるような痛みではなく、手術の方向でと松也さんに話し、入院へ。
整形外科の先生に少し説明してもらうと、先生もガチのローディだと知る。さっきの謎のローディは整形外科のK先生でした。
なんかちょっとホッとしつつ入れるボルトのサイズにおののく、、
自転車は近くの友人に連絡すると、ピックしてその友人宅で預かってくれる事に。
そして妻に電話。ひとしきり心配、しかられ、、
仕事先にも各所連絡し、リスケなど。
痛みと、後悔、自責の念などで苦しみながら救急病室で夜を過ごすのでした。

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