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〖 過去編〗転校に次ぐ転校

実は父の転勤先からまたさらに移動で転勤してたんです。小学生の頃。
そこそこに仲のいい友達もいて、部活にも入ってコンクール目指そー!なんてときに転校でした。はい。お別れも済んで、手紙書くよーなんてありきたりの約束を紡いで。

戻ってきました、クソオブクソのド田舎に。偏見と世間体と監視が取り巻く伏魔殿。ここで私の根幹は歪んでいきます。ええ、それはもうぐねぐねと。

初めこそハキハキと凛とした都会的な私で居られたんですけどね、目立つんです。そんなことすると。田舎では。
女子からは浮き、男子からはやはり「ゴリラ」「ブス」となじられました。地域が変わっても小学生男子の語彙力は変わりませんね。
物も隠されます。窃盗ですよね。
階段で押されます。殺人未遂ですよね。

でもね、馬鹿なわたしはその行為たちを言語化出来ずに淡々と小学校に通っておりました。私も遊びの延長だと思っていたし、殴られたりしても殴り返していたし、今思えば保健室にでも駆け込んでいたら良かったのかなぁ。先生に物がないと訴えても流されてたしなぁ。教師的にも扱いずらい子ではあったのだと思います。

調子に乗った目立ちたがり屋の空気が読めない子だったんです。私。生徒会長、委員長、クラス委員。褒められればなんでもしましたし、それがいい事だと思っていました。

ある委員会でだれも手をあげないから委員長をすると手を挙げました。小五の私が。そしたら担任の先生に窘められました「6年生を差し置いて出しゃばってはいけない」と。
混乱です。だれも挙手していなかったじゃないか。やる気のある人がしてはいけないのか。
それ以来、何もかもに手を挙げることをやめました。

こんな調子で小学校は終わります。こんな子、ざらにいると思うんですよね。

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