2023/8/20 ぴえんこえてぱおん

なんということだろうか。もう自分でもたまげているくらい気持ちがのらない。バイクのパンクにより、納税の夢は途切れた。

朝起きたのは11時頃だった。朝一でパンク修理に行こうとしていたが、前日に夜更かししたことでこの時間になった。
そうはいっても、これからパンク修理に行って夕方には修理が終わり、少しでもウーバーをやれればいいのだ。

支度をして、パンクしたバイクを20分ほど押して歩いて以前修理してもらったバイクショップに行った。シャッターは閉まっていた。
公式サイト上では営業日になっているはずなのだが、シャッターが閉まっていた。私は本格的にやる気をなくした。
すぐ隣に別のバイク屋がある。以前も、ここで直してもらおうと思ったが、バイク修理業界は今は風前の灯火のようだ。おそらくバイク修理はかなり原価率が高いのか、どこのバイク屋もなるべくやりたくないようで、このお店で買ったバイクのみ、そして予約があった場合のみしか修理はやっていないとのことだ。

この時点で、かなり腹の立っていた私は、足立区梅島あたりのバイク屋(このバイクを購入した店)まで押していこうとも思った。我が家から、バイクを押すとなると、2時間はかかることだろう。
念のために、そのお店のインターネットサイトを見ると、8月中の修理依頼はお受けできませんとの掲示。なんなんだ。
もうやる気はなくなった。バイクを押して帰った。帰宅して、もはや自暴自棄である。
Youtube上にある、矢野・兵動の兵動さんがやっているチャンネルで、たのしいエピソードトークを聞きながらカレーを食べて横になった。もうふて寝しようと思ったがさっき起きたばかりである。眠れない。

とにかくだらついた。頑張ったところで、なにもいいことが無いならば、何もしないほうがよほど得である。こうしている間にも、働かず税金も納めていないが、楽しく遊んでいる人がいるのに、なんなんだ。
こちとら納税のために働こうとしているのに、働くことすらできないのだ。
そのくせ、明日はライブだ。漫才のネタを作らなければいけない。ありゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃ。
明日のライブのネタを作るだけでなく、明後日は午前中にバイトをして夜はライブである。そのライブもネタを作らんといけん。

やれやれやれやれやれやれやれやれやれ。でも、こうやってしんどいということをただただ書いたほうがみんなが読んでくれるんだから、ブログは不思議なメディアである。
書いていて、こんな暗いことばっかり書かれていればそのうち閲覧数は0になるだろうと思いながら書いているのだが、ありがたいことにどうやっても振り切ることのできない、素晴らしいお客様がいる。
そのおかげで、私は安心して毎日辛いことを辛いとかける。私はお客様に甘えてお笑いをやっているのだ。ほんとうに感謝しかない。
お客様だけではない、漫才をやる場所を作って、提供してくださる方がいて、ようやく漫才師は漫才師になれる。

つくづく、私の精神状態はジェットコースターである。さっきまでしんどい、やだ、やりたくないと言っていたくせに、今となっては感謝の言葉を並べ始めた。
でもそんなもんなんじゃあないか、なんだか一つの意見だけが正しいなんて、一人が一つの意見しか持っていないなんて、おかしいと思っている。みんなもそう思ってくれていると信じている。

いや、すべての疑問に一つの答えがあると思っている時期はあった、中学生くらいまではそうだった。大人が中途半端な解答ばかりでつまらない。自分の考えを堂々と言ってくれよと、自分は違う、全部に解答を出してやろうという気持ちが強かった。
でも、大人になればそんな簡単なことではないことに気付いた。みんながみんな違う考えを持っているのだから一つの答えなど出しようがない。
そんなことを言っているが、あのときに関わったたくさんの大人たちが自分の答えを見せずに我々子供を育ててきていたことは批判したい。
正解か正解じゃないかはどうでも良くて、自分にはこういう考えがあるのだという姿を見せてほしかった。それを見せてくれる大人は私の身の回りには終ぞ現れることは無く、気づけば一人で東京にやってきていた。

ここに来れば、みんなが自分の意見をどうやって人に伝えるか、その巧みさで競っている。私は誰にも何の分野でも勝つことができない能力で、ただただ毎日戦っている。

こんな私を応援して、これを読んでくださっているあなたには感謝するとともに、良いことが起こり続けることを願っている。これだけは絶対に嘘ではない言葉だ。

と、こんな熱いことを書けばフィクションなら、そのまま死んでいくか、めちゃくちゃ大成功を収めていくのだが、これはノンフィクションなのでそんなにうまくいかない。
明日からも、辛い辛いと言いながら生きていく。

「人生は冒険や!」

ありがとう、ゆたぼん!漫才のネタでバカにしまくって悪かったよ。
明日までに、漫才×2、明後日までに漫才×1まだ、なにも手を付けていない。ピエン超えてパオン。

今日面白いと思ったことは「ほかの漫才師はいつネタを作っているのか、不思議すぎる。みんな何もしていませんよという顔で会場にいる。ほんとに何もやっていない人も多数いることは承知している。」

明日は全組、新ネタを持ってくることを願って、今日はこのくらいに。

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。