2023/5/2 せをはやみ、汗をかき

今朝は起きた時間を憶えていない。
昨晩の22時くらいから大行進の準備をしようとパソコンの前に座りメモを見返しているとどんどん眠たくなっていった。
気づくと寝たり起きたりを繰り返していた。おおよそ書き終わったのが6時くらいだったかもしれない。
そこから寝て起きたら11時くらいだった気がする。

てめえが何時に寝て何時に起きようが知ったこっちゃないというご意見もあるだろう。しかし私は睡眠を大事にしているので何時に寝て何時に起きたかは重要なのだ。
でも一方で、毎日忙しく走り回って、気づけば寝てしまっているという職人的な生活にも憧れている。なんかかっこいいじゃん。

ひとまず起きて台本をもう少し触ってから東洋館に向かう。いつも通り素振りをする。

自由に近い漫才を求める作業を続けていく。

出番終わり、今日ははまこ・テラこのはまこさんに食事に誘われていたので向かった。あさかぜの古川くんもぜひはまこさんとご飯を食べてみたいということで一緒に行くことになった。
よく考えれば、はまこさんが何かを食べている姿を見たことが無い人は多いだろう。頭皮に日光を受ければエネルギーを作り出しそうな雰囲気がある。一度は見てみたい気持ちはとてもよくわかる。

浅草のお金持ち芸人がよく行く水口食堂に向かう。ここでご飯が食べられるのは芸歴10年以上だ。若手はもれなく中華食堂一番館や丸亀正麺、サイゼリヤだ。少し気合を入れると300円中華だ。ちなみにこの300円中華は最近値上げし、一品350円となった。つらい。
さらにちなむと、ビッグボーイズのなべ師匠の飲み会はここだった。

水口食堂ではまこさん、古川君と三人で席に着く。「二階の座敷でお願いします」と一階で働く奥様に言われて二階にあがるとテーブル席に通された。
座敷は辛いので、テーブルでよかった。

食事をしながらはまこさんの思い出話などを聞いた。放送禁止、書き起こし禁止の危険なトークが繰り広げられた。
そこで会話内容以外で面白いと思ったことを書いておく。

食事をしていると自然と汗が噴き出してきた。私のようなタイプの人間はこの気温で食事をすると汗がどんどんわいてくる。いやはや申し訳ないなこんなに汗をかいてしまうとは。と思っていると、古川くんも汗をかいていた。仲間だった。ガリガリの古川君が汗をかくのだ、私が汗をかくのもなんら問題がないだろう。

私は汗に注目して辺りをみたが、同じフロアにいるお年寄りのお客様方は汗をかいているようには見えなかった。店員さんはすこし年上くらいの女性だったが汗をかいていない。
なるほど、この店はお年寄りにちょうど良い気温が設定されているのだなと思った。

はまこさんの顔を見るとすっごいさらっさらだった。汗は一滴も出ていない。はまこさんはお年寄りであることがわかった。

皆さんもこの人は若者か年寄りなのか、気になる人がいれば一緒に水口食堂に行くと良い。その人が汗をかいているかいないかで見分けをつけることができる。

食事を終えて、喫煙者である私と古川君ははまこさんとお別れして喫煙所に行った。帰りはウーバーをやるつもりだ。古川君もウーバーのドライバーなので最近の事情を話し合った。
私はバイクにまたがってウーバーを始めた。しかし、ぜんぜん注文が来ず、そのまま家に帰ってしまった。

一度家に帰ると、なんだかやる気も出なくなり今日はウーバーをやめてしまった。
明日こそはしっかりとウーバーをやりたい。ウーバーをやらなければ生活が本当にまずいところまで来ている。GOGOGOGOGOGOGOGOGOGOGO

今日面白いと思ったことは「はまこさんはお年寄りである」
でも、本当のお年寄りにはお年寄りだとは言えないからお年寄りではないのかもしれない。

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。