2023/8/3 お金がないといけない

古舘伊知郎さんと宮崎駿さんのお二人が担任のクラスに所属しており、そのクラスの卒業の日と言う夢を見た。
とても不思議な夢だった。クラスメートたちが思い思いに先生に話しかける。このお二人は夢の中ではイメージ通り、いろいろと話しかけられるのが嫌そうな感じだった。そこで宮崎さんがおっしゃったのは「卒業後もいつでも話に来ていいんだから、これじゃあ今日以降、会えないみたいじゃないか」と言っていた。意外な宮崎さんの懐の深さ、教え子に対する愛を感じた。
古舘さんがつまらなそうにしていたので、私からは「いつもラジオ聞いています!いつ放送しているかよくわかりませんが」と伝えた。古舘さんは嬉しそうにラジオについて話してくれた。

そんな夢だった。夢の中で大物とお会いした。これはいい経験であった。

今朝は10時前くらいに起きた。今日は14:50から東洋館で漫才大行進である。その前にウーバーをやることにした。とんでもなく暑い。お金を稼ぐのってたいへんである。
出番には間に合うように、しかしお金をもらうために全力で走り回った。平日のお昼で件数も稼げなさそうであるが、なんとか11件を終えて東洋館に到着した。汗で水につけたようになったシャツを変えて、衣装に着替えて漫才をやる。
事前の話を聞いていると、今日はお客様の人数が少なく、今日は厳しい戦いだぞとお話をうかがっていた。
しかしどうだろう、我々の漫才なんていうのはもう軽口のオンパレードであるから、こういった空気感だとさらに調子に乗ってこれはどうだあれはどうだとどうでもいい話をする。
この宗教はどうだ、こいつのポコチンがどうだなんて話をしてしまうのだ。よくない話題ばかりである。

なんとか10分間戦い抜いた。おじさまがお一人、ゲラゲラと笑ってくだすった。いまの我々の実力では、お一人でも笑っていただければもう勝利とカウントしていいと思っている。
それにしても漫才ってのは難しいものである。漫才は当然台本の良さ、お客様に伝えるテクニック、二人の呼吸など様々な要素が合わさってできていくものだと思うが、なんといってもお客様次第と言うのは変わらず存在するものである。

お笑いを始めたばかりのころは、とにかく良い台本を作らなければいけないと躍起になったものだが、気づいてみれば気の抜けた一言がウケたりするもんなのだ。それも含めて良い台本と言ってしまえばそうなのだが。
そして、これがウケるじゃんと思っていろいろなところでやってみてお客様の雰囲気が変わればウケ方も変わる。つんつるてんにすべることもある。

であれば、行きつく先というのは「好きなことをやんなさい」ということである。漫才について考えていることをいろいろな人に聞いて回るのだが、多くの方が「好きなことをやんなさい」という答えに行きつく。
全ての悩みはそこに行きつくのだろう。好きなことをやってもウケないなら、その好きなことの根っこの部分は変えずに側を変える、口調を変える、シーンを変える。こういったことが必要なのだろうと思う。

今日も東洋館の出番を終えた。カントリーズの福田さんが東洋館の中をうろついていた。福田さんは奥様からはたらけはたらけとプレッシャーをかけられているらしい。たいへんそうである。もっと働いてほしいものである。

このあと帰宅して、カレーを食べてからもう一度ウーバーに飛び出した。火も陰ってきて、少し涼しくなっていた。涼しいと言っても30℃は超えているであろう、3件運んだところで自動で腕から落ちていくほど汗が出ていた。
なんだか辛くなったのでここらでやめておいた。危険な暑さである。

帰宅して飲酒した。疲れ切った。ほんとに日々暑い。

今日面白いと思ったことは「福田さんの奥様は、まさかここまで収入が低いとは思っていなかったらしい」

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。