2023/4/12 変な記憶がかえってきた

今朝は10:30頃に起きた。
昨晩は興が乗って、とんでも長文日記を書いてしまった。私の脳内では理論があるのだが文字にする作業はとても大変だった。読み直してもわかりづらい部分が多々あった。まあいいや。

起きてからカレーを食べる。何といっても今日は、明日のネタ見せ会用のネタを作る日だ。ここが毎月、いちばん大変な時期だ。
新ネタ作り自体は毎月なんだかんだで5,6回くらいはやってると思う。時流に合わせて言葉を選びなおしたり、ニュースの足し引きをしたりする。
その中でもこのネタ見せ会は完全新ネタである。そして毎月同じ作家さん、マネージャーさんに見せるので、小手先の新ネタではだめだと私は思っている。ここがおもしろいのだ、先月とはここが違うんだという明確に成長を見せなければいけないのでウエイトは重くなる。

新ネタ自体は月に何度か書くのだが、この日については田川くんも気配が明らかに違う。
漫才大行進での新ネタについては、台本を渡したらその場で何度かネタ合わせをしたのちにすぐに舞台でやる。このときに田川くんからのダメ出しは一切ない。
事務所のネタ見せ直前はそうはいかない。田川くんは徹底的にダメ出しをする。「このボケは意味が解らない」「このくだりは嘘だからやりたくない」なーんてことを言ってくださる。これについて、やはり漫才は二人でやるものだからなるべく答えられるように直前まで私は考えるようにしている。
できるだけ考えるのだが、出番までに間に合わずへんな感じのネタ見せになることも多い。
やはり、私の考える面白いと思うことを相方に理解してもらわなければ漫才は良いものではないんじゃないかと言うのが根底にはある。

これっていうのは、高校野球時代に学んだことでもある。高校の野球部の顧問の先生は新卒の先生だった。いま、あのときの先生よりも年上になれば、学生の時にこういうやついたな、と思える人で人間性にかなり問題のある人だった。とにかく感情的に怒る。自分の気に入らない意見が出ればその人をつるし上げる。一方で、やんちゃな保護者がいる家庭の選手には甘い。
繰り返すが、今思えばそんなどうしようもないやつは学生の時にはよくいたし、社会にはいくらでもいるタイプの人間だ。でも、やはり野球部という一つのチームをまとめ上げることは不可能な人間だ。
一貫性がなく、人からの信頼がない。私はその先生からは何も学んでいないが、こんな人にはならないようにしようということだけは学んだ。
恩師をそんな風に言うなよと思う人がいるだろうが、ぜひその先生に一度会ってみてほしい。まじでやばいやつだからだ。

あの頃は教師と生徒、監督と選手という圧倒的な上下関係から強く出られなかったが、今会うことができれば思いっきり頭をはたくことができると思う。それくらいやばいやつだったからだ。

そんなことを野球を通して学んできたので漫才コンビというチームを強くしていくためには選手の向く方向を統一していかなければいけないという考えが根底にある。なので、私は私の思う面白いと思うことと田川くんの思うことをなるべくすべて汲み取っていきたいと考えて漫才に取り組んでいるのだ。

こんなことを書いているうちに時間が経ってしまった。もう出発しなければいけないので、かなり言葉足らずな感じになった。
今日の夜はしっかり眠りたいものだ。ひゃーこれから作家さんとマネージャーさんと田川くんの3人からダメ出しを貰いに行く。
死なないように頑張るからさ。

今日面白いと思ったことは「高校の監督はやばいやつだったことを思い出してしまった。大人になった今、ゆっくりとどんなつもりだったのか話し合いたい。」

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。