2024/06/27 横須賀にスカジャンを

今日は9:30に起きた。本当はもっと早く起きて家を出ようと思ったが、この時間に起きてしまった。やれやれである。

そこそこ急いで支度して10:30ころに家を出たような気がする。今日は電車に乗って横須賀へ向かう。
別に漫才の仕事があるわけではない。絶対に見たい何かがあるわけではない。遊びのようで、目的は仕事に関わるというなんとも言えないところだ。いや、これは完全な仕事である。うん。仕事である。

では横須賀に何をしに行くかと言うと、第一の目的は衣装で使うスカジャンを買いに行くこと。第二の目的は事務作業部屋もしくは住居を探すためである。
私は漫才の衣装にスカジャンを着ている。東洋館ではスーツを、若手ライブではスカジャンを着ている。そもそもなぜ私がスカジャンを着て漫才をやっているのか日記に書いたことが無い気がする。東京に来て最初の最初はジーンズにヘンリーネックのシャツ、スカジャンという装いだった。というのもスーツを買うお金もないし、あこがれていた漫才の方はおおよそ私服っぽい格好で漫才をしていた。
スカジャンについては、学生時代になんとなくかっこいいと思って買ったけども、町で着る勇気はなかったのでほとんど袖を通さないまま家にあった。舞台に立つなら、多少派手な格好でもよかろうと何となく着ていたのだ。
その後、漫才協会に入会後に東洋館でも着ていたのだが、なんだか東洋館のお客さんにとっては変さが際立って伝わっているようで、やめた。ぽ~くちょっぷの篠木さんからもお古のジャケットをもらったから、まあこれ着ようかしらと、スーツで漫才をやることも増えた。
スカジャンは元から派手なもの(葛飾北斎柄)と布生地(蛙と唐草模様)のものを着ていたが、今の感覚で一着買おうとウグイス柄のものを着ている。このウグイス柄があまりにも着すぎてほつれてきた。新しいものが欲しくなった。長いな。

第二の目的について。ちょっと時間があるときにはこうやってセカンドハウス探しをしようと思っている。つくづく私は瀬戸内海に面して育った人間で、海沿いにいたほうが落ち着くということを感じた。東京はうるさすぎる。そこで東京と田舎に二拠点で激安アパートを借りてしまおうと計画している。
それでどちらを本拠地とするかはまだ決めあぐねている。どちらかの物件に、家に大量にあるお笑い、ニュース、芸能関連の本やらなんやらを詰め込んで、家具はテーブルとイスだけの作業部屋にする。そうすれば漫才を書くことに集中もできよう。東京をそれにすればとにかく東京では戦いの日々を、田舎では心身を安らげて、良い相乗効果を生めるのではないかと考えている。
その候補地として神奈川県は横須賀あたりもいいのではないかと町の雰囲気を見に来た。

これらの理由で横須賀にやってきた。大学生の時に一度、旅行できたことがある。約10年ぶりに訪れた。
JR汐入駅に降りる。歩いて2,3分で横須賀のどぶ板通りである。ここがスカジャンが生まれた町である。よっしゃいいものがあれば、5万円くらいまでなら出すぞとそんな気持ちで訪れた。残念なことにほぼすべてのお店がお休みだった。残念すぎる!10年前はもっとたくさん店がやっていたのだが、2、3店舗くらいしかやっていなかった。ここは観光地で、平日の木曜日なんて閉めているのだろう。もしくはコロナ禍なんかで閉店してしまったのだろうか。うろうろと歩いて、10年前にいらない服を買わされた、2mはあろうかという大きな黒人男性が営むセレクトショップも探したのだがなくなっていた。今の私なら数万円は使う覚悟はあったのだが。残念である。

スカジャンを探しながら町を散策する。作業部屋を構えるとして町の雰囲気はどうだろうかなども見てみる。良い雰囲気である。米軍人向けの物件はどれも20万円はするのだが、日本人向けの物件は下をさがせば安い物件もたくさんあるようだ。
ちょっと歩くと横須賀中央駅だ。駅前には大きな駅ビルがあり、100円ショップやアパレル、ドン・キホーテなんかもあって生活するにはかなり便利だ。横須賀海軍カレーやインドカレーも多く、カレー好きの私にはうってつけ。喫煙所も町のいたるところにあるのもグッド。うんうん。ここは住める、住みたいかもと思ったが、難点が二つある。
人があまりにも多い。これは残念だ。平日の昼にもかかわらず、人の往来があまりにも多い。もっと人が少ないところで集中して過ごしたいと思ってセカンドハウス計画を立てたのだが、これでは東京に住めばよいとなる。
もう一点は、港町なので海で遊泳できなさそうだった。私は泳げない海は海とは認めない。海の中でぶくぶくとしているときが一番のリラックスと考える私には、港はやかましい。釣りができる公園には釣り人がところ狭しと並んでいる。あかんやん。
あとちょっと歩いただけで、なかなか癖の強い人が多かった。ちょっと嫌だな。いやかなり嫌だ。

そんなことをしながら、昼ごはんにはインドカレー屋に入った。ここで海軍カレーを食べないのが私らしい。
店内にはサラリーマンらしい男性が一人と、奥様4人がいた。私はマトンカレーと日替わりのチキンとかぼちゃのカレーをナンで食べる。奥様の会話に失礼とは思いつつ聞き耳を立てる。なんともまあ奥様だなという会話だった。

町内会の会費を○○さんが横領している。町内会費を払っていないのにゴミを出している人が許せない(役場に聞いたら、ごみの回収は市民税を払っていれば受けることのできる行政サービスだからと言われて許せないとも言っていた)。そのゴミの中を見たら日本語ではない文字の書かれたゴミがたくさん入っていた、許せない。そういえばあの通りに捨てて回収されないでいる電気ストーブは外国人が捨てていった。
ああそういえば昔はこのあたりには巨大なカエルがたくさんいた。○○さんは子供のころはよく捕まえて回っていたものよ。なんでこんな話になったんだ。
と、なかなか差別的な考えを交えたトークに耳をそばだてた。やっぱり横須賀には住みたくないかも。町内会を大事にする文化は私には合わなさそうだ。
町を歩いていると「○○町内会専用広場」という広めの空き地もあり、やっぱり私には合わないかもなと思った。うん。やめよう。

そういえば、はやぶさ丸を解散したK氏は横須賀出身だと言っていたような。あの攻撃性は田舎者が持つ、縄張り意識を強く持つ村根性なのだろう。私も田舎生まれの村根性は確かに持っている。
東京都民は冷たい人が多いというのがなんとなくのイメージだが、そんなことはなくて東京生まれ東京育ちの人は生まれた瞬間に47都道府県のトップに、はては地球上のトップクラスの都会と治安安定の大地に立ち、王者の風格を持つ優しい人が多い。結局、上京組は戦うために東京に来ているから性格が悪いのだ。
かくいう私は・・・・。上京組史上初の性格が良い人だと評判だ。大事にしろ。

話が長くなってきたから時間を飛ばして、散歩して公園で昼寝をしてとやっていたら日が暮れた。ついでだし、横須賀っぽいものでも食べて帰ろうと思った。
どぶ板通りに小さなビール醸造所があって、夜は居酒屋営業もしているということで行ってみた。平日限定で、5種類の地ビールを120分(90分L.O.)2000円で飲み放題をやっていた。これはいい店だった。つまみには巨大なハンバーガーを頼んだ。ビールも料理もとても美味しい。これはかなりいい店だった。良い店だったから告知する。いってみてください。そして、お店の人は次回の割引券をください。はっはっは。

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いやあ、横須賀は良い町だった。良い町だったが住むには町内会が強い権力を持っている町で、人間関係に苦労する恐れがあるということがわかった。
今後は継続して海沿いの町で、住みたいところを探していこうと思う。

21:30頃に電車に乗って23時頃には帰宅できた。このくらいの距離というのもセカンドハウスにはちょうどいい。
帰って風呂に入ってすぐ眠った。おやすみ~。

今日面白いと思ったことは「横須賀にスカジャンを買いに行ったのに変えなかった。結局、上野の方が在庫があったりするのだ。」


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爆弾世紀末藤崎「善いスキャンダル」
こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。