2023/11/26 この中に、のどに覚えのある方はいませんか

今日は11時に起きた。平均タイムをより30分遅かった。
その理由は明らかで、今日は天気が悪く、部屋に明かりが入っていなかったからだ。部屋が暗ければ、体と脳は夜だと判断する。この30分は仕方がないことだ。
さて、起きてすぐにウーバーを始める支度をする。

12:15頃に家を出発する。家を出る前にNHKで「伊集院光の百年ラヂオ」というのを聞いていた。これがけっこうおもしろくて、今回は古くからNHKに保存されている冗談音楽というジャンルのお笑いの音声を放送していた。
ちょうど、先週あたりにNHKの真打競演を聞いていたら、ポカスカジャンさんが出演されており、そのときも冗談音楽というジャンルであることを教えてくださった。冗談音楽って面白い。
「冗談」という言葉は普段使いしないし、私は漫才の中でときたま「冗談を言いました」というワードを入れることがある。これは漫才をやっているなかで、冗談を言うのが当然のことで、わざわざ言う必要はない。漫才の中に入れるとナンセンスな感じがして好きな言葉である。
それがそもそもジャンルとしての冗談音楽。演芸場に出てくるということは基本、冗談を言うはずなのにジャンル名に入れてしまう。おもしろい。

話は逸れていくが、そういったおかしみのある言葉として「お笑い芸人」という言葉も名前に「お笑い」と入っているのがおかしくて良い。

なぜなら、お笑いかお笑いじゃないかは人によるものであるし、今となっては芸人と言えばお笑いとイコールで結ばれているものと思われる。ことさらに「お笑い」と言わなくてもいいと思う。
いわゆるサラリーマンの方々を「真面目勤め人」「頑張る営業マン」と呼んでいるようだ。勤め人はみな、その程度はどうあれ生活のために真面目に、頑張っている。わざわざ言わなくてもいい。
「お笑い芸人」もまた、不思議な言葉である。私はお笑い芸人というより、真面目芸人、頑張る芸人と呼んでいただいたほうがちょうどいいかもしれない。
誰が笑えねえってんだ!ぶっとばすぞ!

話を戻して、ウーバーに出発するときもそのままNHKを聞いていた。すると、「のど自慢」が始まった。うわ懐かしいなあ。
小学生くらいの時は休日にテレビを見ていると何となく始まって、何となく終わっている、そんな番組だった。はっきりいって面白くはないなと思っていた。

今日はなんだか流れでそのまま聞いていたが、これがなかなか面白い。今回は鳥取県で行われていた。
歌い始める前に、簡単なプロフィールを紹介してから始まり、様々な人間模様が見える。とてもはしゃいでいるタイプの会社員の方やお母さん。母への感謝の気持ちを歌にのせる兄弟3人組。生まれたばかりの娘のために歌うお父さん。タイトル通り、のどに覚えのある高校生。数十年前に出演した際のリベンジをするおじいさん。鳥取の学校に進学してきた女子大生が、鳥取の良さを素直に語る。

なんだか、まじりっけなしの毒っけなし。良い番組であった。また、番組の構成としても、それぞれの歌がサビに入ったくらいで評価が出るので番組のテンポが良い。そのテンポの良さが逆に歌っている人をいじっているようにも捉えられるが、おそらくそういった狙いは無いものと思われる。短い時間で20人ののど自慢を放送しなければいけないのだ。
子供がバッタの羽や足をむしりとって遊んでいるような、純粋な残虐性を持っている番組であると思った。面白かったのでまた聞きたいと思う。

雨がそぼ降る中、雨の日ボーナスも出ない中、残りの9件を達成した。
今日は寒いねえ。

帰宅して、水曜日に行われる草野球のためにグローブにオイルを塗る作業をした。グローブを持っていない人のためにも私は大量の在庫を家に置いている。全部を管理するのが面倒だったので、いくつかはプレゼントした。そのため、インスタで写真をアップした時よりも数は減っている。
これらのグローブはヤフオク!でぼろぼろのものが詰めあわされているものを買ったので、とても状態が悪い。オイルを塗ってもぬってもカサカサしている。お金のない「お笑い芸人」が買えるのはこんな質の悪いものばかりである。

その後、午後4時頃に電車で秋葉原に向かった。お目当ての店があったのだが、とく買うものもないなと思って、そのまま歩いて上野広小路にある、以前ご紹介した「夢吉」に行った。ここの焼き餃子についてくるラー油がめちゃくちゃうまい。本当に美味いので、一度行ってみていただきたい。

また歩いて、上野公園を通って帰宅した。なんだかんだ、今日も忙しくすごした。よく歩いた。
明日からの一週間はかなり忙しくなる。頑張ろう。ああつらい。

今日面白いと思ったことは「のど自慢に出たい。けども、東京だと人が多すぎて不利である。地方の会にこっそり参加してみたい。」


こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。