2024/01/27 めんでぃくせぃ

今日は10:30に起きた。昨晩は遅くなったものだから、これくらいに起きてしまうのも当然のことだから許さなければいけない。
起き次第ウーバーをやらなければいけない、と書いた。なのでやらなければいけない。そのために夜更かししてまで日記を書いた。

なんだか気持ちが乗らない。乗らなさすぎてまずい。これまで乗らなかったことは幾度もあった。なんでこんなに乗らないのかと考えてみれば、連日働いているからだ。でも木曜日は散歩をしてノーストレス日を発動したはずだ。それでも乗らないんだから仕方がない。

そういえば「連日働いている」という感覚について、お笑いを生業にしている人、しようと頑張っている人と一般的な会社員の方では言葉では言い表しにくい違いがあるのではないかと睨んでいる。

まず、一般的な会社員の方の場合、仕事とそうでない時間は明確である。タイムレコーダーなんかで出勤打刻をしたときから退勤打刻をする間が仕事である。もちろん、上司との飲み会も仕事ではないかといった細かい考え方はあるが、現代の一般社会で休日にわざわざ呼び出されて上司とお酒を飲む、遊ぶことは少ないだろうから、勤務のある日、お給料の発生する時間があった日が「働いた日」と言えるだろう。

続いて、お笑いの「働く」という感覚を紐解いていかなければいけない。お笑いで食べていきたいと思ってライブにたくさん出ているが、お金をもらっていないのだから仕事ではないと考える人。お金をもらっていなくても将来に向けた投資の時間であるから仕事と考える人。どちらの場合でも、仕事ではないが疲れるから、言葉上は働いたことにカウントする場合。仕事ではあるが、楽しいので働いたことにはカウントしない場合。ここでも人によって分岐する。
もっと細かく言えば、働くと言ってもライブは2時間程度だからこれは短い時間だから働いたとカウントするには恥ずかしいと考える人もいる。

ライブが行われている時間中は仕事の時間とする考え方を持つ人が多めであろうと感じている。では、自身で主催する場合の会場を抑えるための時間は仕事だろうか。意外とライブハウスは空きがないもので、インターネットでいろいろな会場を探す、ユニットでやっているなら、この日のこの時間のここは空いているけど、どうだろうと相談するには時間がかかる。これは仕事なのだろうか。何もお金が発生していない。
また、ネタ作り、小道具づくりの時間は働いていることになるのだろうか。

自分で書いていて、仕事かそうでないかを検証するには項目が多すぎて嫌になってきたのでこれくらいにする。
私の言っている「連日働いている」はどこまで信用のできる言葉なのだろうか。

もし、会社員の方が「30連勤です」と言えば大問題だ。休日もなく毎日最低8時間の労働を行っているのだろうと推察する。即刻、労働基準監督署へ連絡相談するか、辞めるための手続きに入るか、電話番号などを変えて逃げるかしないといけない。
一方、私が「30連勤です」と言ってもそこまで深刻さはない。丸一日働きづめの日もあるが、ウーバーを3件やっただけの日を働いたうちにカウントすることもあるだろうし、夜に90分のライブに出ただけで仕事にカウントしていることもあるだろう。ここに社会とお笑いで感覚の断絶が発生している。

だが、お笑いの連勤を軽んじていると危険さもある。毎年、若手お笑いが精神的に落ち込んで休業、廃業している。それはお笑いにとって、ライブの時間、ネタ作りの時間は仕事であるが、生活するためのバイトは「仕事ではなくバイト」という言葉では伝えにくいニュアンスの感情が発生していることも原因の一つではないかと思う。
本来評価されたいと思っているお笑いの世界では、バイトを頑張ったところで当然、なんの評価にプラスがない。むしろ「なにやってんねんお笑いやれや」とマイナスにとらえられることがある。しかし、生活するにはバイトもしないといけない。バイトは仕事ではない、やるべきことではない、でもやらなければ生活できない。じゃあ一日のうちバイトを8時間、お笑いを8時間は最低やらなければいけない、すると心も体も限界がやってきて休業となる。

これは話が盛り上がってきた。そして長くなってきた。もっと細かく検証していきたいが、ここらへんでいったん止めておく。
要するに何を言いたいかと言えば、私がウーバーをやる気持ちが乗らないというのは、ただの言い訳であり怠惰である。

そういえば、この日記は仕事だろうか、仕事ではないのだろうか。うーん。

まあいいや。とにかくウーバーをやらなければいけないなと思いつつ、なかなか始められなかった。
13時前くらいに、いよいよ着替えて、支度も終えてウーバーをやろうとオンラインにする。5分ほど待って一件も依頼が飛んでこない。おかしいなあ。
まあ気長に待つか、と少し横になった(嫌な予感がする)。ほどなくしてスマホから「ポゥワア」と音が鳴る。これはウーバーをやっている人なら分かると思うが、いったん依頼が飛んでくるのを自動的にストップすされた場合の音だ。
注文が来なさ過ぎて、やる気がない人とおもわれ、強制的にオフラインにされたのかと、スマホを見る。スマホの設定を変えて欲しいというメッセージと強制オフラインになっていた。ああ、これが原因で注文がずっと来なかったのか。変だと思ったんだ。
設定を変えて、数分待つと今度は私の体が強制オフラインだ。いままでの時間は何だったのだろうかと一気にやる気がなくなってしまった。うつらうつらとし始める。注文がいくつか飛んでくる。もういいや、となってしまった。

起きると15時だった。ああ、これはいけない。今日は18時からオンラインでの打ち合わせ、20時からめろんぱん稲倉配信がある。
打ち合わせから配信までの時間が短いので、稲倉家で打ち合わせをさせてもらう。
18時前に稲倉家に着かなければいけない。再度支度して、ウーバーをやりながら稲倉家に向かう。3件だけなんとかこなして稲倉家に到着した。
18時からの打ち合わせは、来月の漫才大行進を見たいただければわかるのだが「若手コーナー」というものがあり、これの打ち合わせだ。
この若手コーナー、ここだけの話、実情を言えば本当に若手が自由にやんなさいというものだ。特に事前に連絡もなく、来月の香盤はこちらとメールが来たときにスッと入っていたものだ。少々混乱が発生した。
担当理事の倉本さんとも確認し、本当に自由らしいということが分かった。

本当に自由であれば、あの悪口を言うコーナーでもやろうかなどと思っていたが、ケンザカイさんとパラダイムシフトさんと3組で行うものだから、あの悪口もこの悪口もなく、企画をやることになる。いや、もちろん悪口のコーナーはやらないほうがいいというのは知っている。冗談だ。
昨今、言葉を言葉として受け止めてしまう事例が問題になっているので冗談には冗談であると書くことにしよう。

18時から話し合って、大枠を決めて打ち合わせは終了した。
今度は稲倉配信だ。やっている側はたいへん楽しい配信になったと思う。

23:30頃に帰宅して、なんだかんだ3時ころに眠った。
現在、午前10時。ウーバーやりたくないなあ。面倒すぎる。

今日面白いと思ったことは「稲倉配信はお給料をもらっていないが仕事ということでいいのでしょうか」

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。