見出し画像

脳科学者に焼肉奢られた話

茂木健一郎さんが多様性を語る?!

…というわけで、友人と一緒に行ってきました。動物にまつわる写真の品評会で、ドラマチックなものの評価が強い品評会だったことを覚えています。その中を写真好きな友人と歩きながら見たのはとても楽しかったです。構図やメッセージ性だとか、自分の感覚と撮影者の感覚の対話をし合いながら見るようにする様子がなんともいい。実際は、友人が真剣に見ている様子もよくてそこにも注目していました。真剣な様子はなんだか力がもらえるような気がします。

茂木健一郎さんの講演会が始まった。「脳科学者」という肩書から、研究的な話なのか、はたまた脳にまつわる話なのかと思っていたが、全然違った。「蝶が好き」ということを超アピールするような…いや、好きを超越して愛しているといった話でした。昔から追っかけている蝶のクロシジミを5年前に見つけた話、アカボシゴマダラチョウは東京で見られていたけど元々は奄美大島などにしかいなかった話、ツマグロヒョウモンが増えてタテアゲハが減っている背景に温暖化がある話etc…その後も、そこから飛び方でチョウの見分けができることや養老孟司さんが甲虫コレクションで『バカの壁ハウス』に収蔵している話など多様性の(というかやっぱりヲタク話)をしていました。蝶ヲタクだけでなく甲虫ヲタクの話が熱くてびっくりしました。しかし、そのヲタクな感じがとても親しみのもてる信頼できる人だと感じました。

そこから、蝶のカウントはないが鳥のカウントの世界的なイベント『*ビッグ・イヤー』というものの話に移った。

*1年間に北米大陸で見つけた鳥の種類の多さを自己申告制で競う、アメリカ探鳥協会主催の記録会の名称です。

茂木さんがそれに驚いたことは幾つかあったようだが、特に気になったのは「自己申告制」というところだったようです。確認したのであれば写真でも声でも何でもよくて、確認したならイイという単純で深みがある、という。五感を研ぎ澄まして確認するとか、手段を選ばないで戦うようなシンプルな内容が面白い...そこから茂木さんらしい「脳」を活用させられるのではないかというお話でした。茂木さん自身も蝶を見分ける上で、動き方で見分け、ジョギングコースのどこに蝶が見られるのかを感覚的に分かっているようでした。その分かると楽しいといった感じや日頃から観察眼を磨くことが脳にイイのではないか…ということで多様性の面白さや大切さ、生活の上での必要性をお話していました。最後まで真剣にお話していてスゴイ体力と熱量を感じました。

講演の後に質疑応答があって、そこでの質問が面白かったのか、茂木さんと同じ黒シャツに靴下を履かないで行ったことから気に入っていただけたようで、奢っていただきました。



お話の多くはぼく自身が酔っていて記憶があいまいなため、思い出し次第書くかもしれません。それでは、また。

#脳科学者 #茂木健一郎 #奢られた #焼肉 #脳科学 #多様性 #大学生 #楽しい #美味しい

主に旅費、活動費になります。たまに、映画の観賞にもなったり。