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【自己紹介】 遠野にて...

はじめまして。2021年10月より遠野市地域おこし協力隊で活動を行う大地 漠です。感性工学の研究者およびデザイナーとして、人の感性について研究を行っています。

□感性とは

朝日を見た時、風鈴の音を聞いた時、稲穂が揺れる様子を見た時、夜道を歩いていてふと気配を感じる時、etc…
人がなにかを感じた時、どんなことを感じ、どんな感情を抱くのだろうか。
普段気付いていなかった身の周りの素敵さに出会った時の、あの世界が広がるような感覚にどうやったら気づけるだろうか。

感性とは、感じるちからであり、感じとるこころを持つことだと考えています。
そうした感性の働きについて明らかにしていくことで、感性を活かせる暮らしをつくれないだろうか、又、世界を感じることのおもしろさを伝えられないだろうかと考え、研究とデザインの活動を行っています。

□遠野に来た理由

遠野には、民族的風習や伝承が数多く語り継がれている地域で、
現代の日本人が忘れてかけてきた感覚的なものや自然観が、
遠野の風土に、遠野の文化に、遠野を生きる人達の中に多く残っています。

不可思議、神秘、畏怖、畏れ、驚異、敬意、生と死、恵み、妖怪、神...
そうした未知なもの、わからないことを、肌身で感じることができるのではないかという所に心惹かれて、遠野にやって参りました。

遠野の人達がどのように世界や自然と向き合って生きてきたか、現代を生きる上でのヒントとなる要素を組み込み、アートやものづくりで自然と向き合う暮らし方を表現していきたいと思います。

□森林を舞台に行っていくこと

千葉和さんが代表を務める遠野エコネットをパートナーとして、森林×感性をテーマに、林業の課題や森林空間・資源の活用方法、自然との共生のあり方について考え、実践していきます。

自分の役割は、地域の人に森のおもしろさや森林が担う役割、森と人との関係性について知ってもらう為に、地域の人と森を繋げるコーディネートをすることだと考えています。

多様で生命力に溢れる森林空間は、教育や食、ツーリズム、工芸、アートなど分野を横断しながら体験や学びを得ることができる場所であると考えています。
また森林は子供も大人も、感性を育む場所としても有意義な場所だと考えています。森林×感性をテーマに、森林を通じて人になにを感じとってもらいたいか考え表現していきたいと思います。

NPO法人遠野エコネット
子ども達を中心とした自然体験学習、生物多様性豊かな森づくり、間伐等の森林整備及び資源化事業、水源地の森及び川の再生事業、環境関連団体とのネットワーク事業、環境セミナー・イベント事業、情報発信事業などを行う。

□このnoteを通じて

遠野文化の研究や森林のフィールドワークを通じて、人と自然とのあり方について考えていく場として使っていこうと思います。自分の気づきだけでなく、見てくれた皆さんの気づきにつながるといいなと思いながら、発信していこうと思いますので、これからどうぞよろしくお願いいたします。


感性とは、感じるちからであり、気づき感じとるこころを持つこと
①"なにか"と触れ合った時に生まれる感覚(≒直感、五感、その他感覚)
②"なにか"を感じたときに生まれる気持ちの動き(≒情動)
③"なにか"刺激や印象に気付き、それを感じ取ることができる心の働き(≒感受性)
④"なにか"感じ取ったことから、人が解釈するコトや表現するモノ(≒創造性)

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