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2024年読書メモ

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2024年の読書メモ保存先。 おみくじは2度引いて両方中吉。写真は高田馬場の諏訪神社。
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#読書メモ

【a-147】バチカン奇跡調査官 藤木凛 著 読書メモ

【a-147】バチカン奇跡調査官 藤木凛 著 読書メモ

オーディブル。続編。

今回はいよいよバチカン奇跡調査官のヒラガとロベルトが日本に来た。天草の軌跡を調査しに。

キリシタン大名時代の宣教師たちの残したもの、隠れキリシタンたちの文化などがあいまってイエズス会の光と闇が事件を起こす。
天正少年使節団の話が出てきて嬉しかった。闇組織のような彼らの名前が、その少年たちに準えてた?のも良い感じだった。

天草四郎の財宝を探す現在のイエズス会のメンバーたち

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【a-146】失敗しないDX 週刊東洋経済 読書メモ

【a-146】失敗しないDX 週刊東洋経済 読書メモ

オーディブル。

週刊東洋経済は少し古い話になってしまうけど、DXに関して、周りを見て焦ってデジタル化を意思決定してしまう企業がたくさんあるのが、ある意味世の大人とはその程度なんだなぁと思ってしまった。

ただ、そうじゃない企業も、変革せねば淘汰される!という危機感から、どうなりたい、が中々考えられないというのも実態なんだろうなと思って、難しい問題だなと思った。
社会って利害が複雑に絡み合って簡単

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【a-145】後宮の検屍女官2 小野はるか 著 読書メモ

【a-145】後宮の検屍女官2 小野はるか 著 読書メモ

オーディブル。

続きなんだけど、なんか不思議な感覚。
多分、オーディブルの特性かつ自分の聴き方にミスマッチが起きる作品なんだろうな。
雰囲気も良くて断片面白いんだけど、いつのまにか物語が謎解きに入っていて事件がどこで起きたかわからない。。(完全に自分が悪い)

薬屋のひとりごとに近い、自分に無頓着な後宮女官が検屍をしたいという欲求に従って動き回って謎解きをする話。

皇帝の側室が宦官に執着してし

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【a-144】有罪、とAIは告げた 中山七里 著 読書メモ

【a-144】有罪、とAIは告げた 中山七里 著 読書メモ

オーディブル。

テーマ的にかなり興味深かった。
主人公は別シリーズの主人公だった高円寺静という女性判事として偉大な業績を残し、引退後に名古屋の土建屋社長に振り回されたおばあちゃん探偵の孫、まどかさん。

判事として裁判員裁判に臨む中、中国から売り込まれた裁判官AIの導入に悩む。
事件は父親がアル中で暴力を振るいリストラされた兄弟がいて、弟を庇い兄が罪を被ろうとしたら、肉親を滅多刺しにしたことで死

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チンギス紀 十一 黙示 北方謙三 著 読書メモ

チンギス紀 十一 黙示 北方謙三 著 読書メモ

ついに金国への侵攻。
耶律楚材も登場してくる。

ジョチとトルイの兄弟が遊軍として大活躍するがトルイは金国で唯一警戒すべき将軍、完顔遠理の乾坤一擲の攻撃からチンギスを守ろうと負傷する。
そこで一度越冬も兼ねて、国境まで軍を退く。

トルイはフビライを生む家系だが、今後兄弟たちがどうなるのか、あまり知らないので楽しみ。
西夏を滅ぼすのはチンギスのはずだから、まだまだチンギスが活躍するはずだけど。

【a-143】大解剖ニッポンの給料 週刊東洋経済 読書メモ

【a-143】大解剖ニッポンの給料 週刊東洋経済 読書メモ

オーディブル。

給料が各業界で少しずつ上がっている傾向。
ただ、色々な要素を考えると人が幸せに生きていくことが継続できるか、個人的には心配。

お金が大切なのはそうだけど、仕事って人生でもかなりの割合の時間を注ぎ込む営み。
辛すぎないようになるといいな。

【a-142】妖琦庵夜話 花園の来訪者 榎田ユウリ 著 読書メモ

【a-142】妖琦庵夜話 花園の来訪者 榎田ユウリ 著 読書メモ

オーディブル。
続き。

今の所オーディブルでリリースされている最新巻のよう。

身近な女性たちを虐げる男たちが酷い様相で殺される連続殺人事件が起こる。
共通するのは、妖人が多く働く非営利団体の格安の食堂。マメも働いている。ここの客や従業員が殺害された男性に虐げられていた。

犯人は、なんとこの食堂にも訪れていた老婆。
自分も昭和な夫に人生を捧げて虚しくなってしまった。自分も声帯摘出して会話が不自

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【a-141】妖琦庵夜話 グッドナイトベイビー 榎田ユウリ 著 読書メモ

【a-141】妖琦庵夜話 グッドナイトベイビー 榎田ユウリ 著 読書メモ

オーディブル。
続き。

前作最後にアオメにマメが襲われてカットウが助けた事件があった。
マメの生い立ちとして施設で育った頃のイジメで自分を守るために別人格が生まれていた。
その人格を封印してたが、アオメが目をつけて封印を解き、脇坂くんを突き落としたりトラブルを起こしてしまう。

一方で、妖人であることでママ友イジメに合う夫婦が相談に来た。
そのイジメの首魁がまさかの妖人だった。
それをイオリが解

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【a-140】妖琦庵夜話 魔女の鳥籠 榎田ユウリ 著 読書メモ

【a-140】妖琦庵夜話 魔女の鳥籠 榎田ユウリ 著 読書メモ

オーディブル。
続き。

いわゆる交換殺人の事件で、毒親への恨み、逃げられない辛さを元にタワマンで同じ日に起きた自殺と未遂が計画殺人だった。

今回出てきたのは全く聞いたことない妖人属性だった。
親子の絆がテーマだったと思うけど、やはり親子は関係が拗れるとヤバいのも距離が近いだけにある。
相手を尊重できない親子はやばいなと思った。

【a-139】妖琦庵夜話 人魚を喰らう者 榎田ユウリ 著 読書メモ

【a-139】妖琦庵夜話 人魚を喰らう者 榎田ユウリ 著 読書メモ

オーディブル。
続き。

とある離島の人魚の妖人一族の子孫の話。
少し前に聴いたので詳細忘れてしまった。

人魚は肌が乾燥してしまう特徴があってそれが事件判明のきっかけになったことだけ覚えてる。
娘と爺さんがそれぞれ行方不明になって監禁されている展開もあったような。。

【a-138】妖琦庵夜話 空蝉の少年 榎田ユウリ 著 読書メモ

【a-138】妖琦庵夜話 空蝉の少年 榎田ユウリ 著 読書メモ

オーディブル。
続き。

クダンという妖人の話。
クダンは妖怪だと生まれたての子牛が人語で予言をしてそのまま死ぬというやつ。
災害などを予言する。

クダンの妖人は感覚が鋭敏で様々な天災などの予兆を感じとる。
それを占いに活かしていた女性が殺されて、その娘がクダンの能力を継がずにチヤホヤされつつ占いをして性格破綻している。
そんな娘の周りを青目が暗躍し、事件を起こす。実は娘は二卵性の双子の姉がいて

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チンギス紀 十 星芒 北方謙三 著 読書メモ

チンギス紀 十 星芒 北方謙三 著 読書メモ

続き。
いよいよ草原の外へチンギスカンの覇業が始まる。

テムジンの各親族たちは皆領地を持たされ、そこを治めるよう命令された。封建制的な。
そして息子たちは西側に配置され、これから征服を始める。

その前に金国への侵攻が始まった。

トクトアの元を離れたマルガーシは、老いたトクトアと大虎を狩る約束を取り付けて3年ほど流浪。
ジャガガンボも流浪して梁山泊が作り上げた物流組織にチンギスカンとの繋ぎとし

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【a-137】妖琦庵夜話 榎田ユウリ 著 読書メモ

【a-137】妖琦庵夜話 榎田ユウリ 著 読書メモ

オーディブル。

DNA鑑定ができるようになり、ひょんなことから人の中に人ではない遺伝子の生物が存在することが判明した。
それは妖人。いわゆる妖怪として伝承される特殊な能力を持つ存在の特徴を有した人と見た目がそっくりな人々。かつてはたくさん存在し、現代では減ったと言われている。そして、親が妖人でも子供が妖人になるかはわからない。
妖人と人間は生殖できるため、種としては人間なのだろう。
妖人と判定さ

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【a-136】ふしぎ駄菓子屋銭天堂 吉凶通り廣嶋玲子 著 読書メモ

【a-136】ふしぎ駄菓子屋銭天堂 吉凶通り廣嶋玲子 著 読書メモ

オーディブル。
シーリズも改まって続き。

とくにこれまでと何か変わることは無さそう。
ただ、紅子さんの存在がかなり昔からある妖怪じみた感じであることだけ。

その内、紅子さんの正体や目的が明らかになったりするのかな??
もはや、ドラえもん的な設定の中で面白お菓子にまつわるエピソードを楽しむだけでは飽きてしまった間がある。