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【エビ中】この夏に聴いてほしい一曲『ナチュメロらんでぶー』【ファミえん】


もし「夏に聴きたい曲」というテーマでドラフト会議を行うとしたら、会議前日に入札を公言したいくらい好きな曲があります。巨人における菅野智之くらいラブコールしたい曲があります。

その曲は、このnoteの題目にある「ナチュメロらんでぶー」です。

アルバム「FAMIEN'15 e.p.」に初収録された曲で、私立恵比寿中学(エビ中)が毎年夏に開催するライブ「ファミえん」の定番曲となっております。

このnoteではナチュメロらんでぶーを1位指名する理由、すなわち推しポイントをただただ羅列します。



推しポイント① 可愛すぎるオノマトペ

この曲の特徴といえば、歌詞の節々にこれでもかと放り込まれたオノマトペ達です。歌い出しの
   「くるくるくるくるどっか~ん」、
そのすぐ後に流れる
   「ちゅちゅちゅる中ちゅちゅちゅ」、
Aメロの
   「ふわふわわ んばんばんば」、
どれも可愛すぎないですか?

この歌詞を徳永英明が歌っていると違和感があるかもしれませんが、歌っているのは女子中学生(という設定)。曲の様々なところにこの擬音達が登場しており、テンポもいいのでつい体を動かしたくなる曲になっています。

ナチュメロらんでぶーはたむらぱんこと田村歩美先生の作詞作曲による曲です。たむらぱん先生といえば「オオカミ少年ケンのテーマ」のメロディに合わせて
噛むとフニャンフニャン
と歌うFit'sのCMが有名ですよね。このオノマトペのチョイスが流石だと思います。まあでも、今調べたら噛むとフニャンはたむらぱん作詞ではなかったんですけどね。

フニャンフニャンしてて美味しいガムのリンク


推しポイント② サビの巧妙な言葉遊び

ことJ-POPにおいて曲のサビというのは非常に重要なのですが、たむらぱん大先生はここで仕掛けてきます。試合中の原監督くらい仕掛けてきます。

まず1番のサビが
あーほみたいに騒いで」で始まります。これだけ聞くと、子供の率直な夏休み感想ですよね。この後も「くるくるくるくる・・・」と例のオノマトペが始まり、純粋に夏休みを楽しんでいる子供の曲だと感じさせます。

しかしそのおよそ10秒後、同じメロディで
Hold me tight ぎゅっと抱いて」と急に大人っぽい歌詞になります。字面だけだとわかりにくいかもしれませんが、音として聞くと
あーほみたい」と
Hold me tight」が非常に近い音なんです。伏線だったんです。これを聞くたびに、伏線回収を味わった時にだけ発生するドーパミン的なやつが脳を駆け巡り、快感を味わうことができます。

ちなみに2番のサビでも異なる歌詞で同様の言葉遊びがあります。こちらも音の似具合いが絶妙なので、聞いた時のお楽しみとしてとっておいてください。

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推しポイント③ 絶妙な角度

この曲がレコーディングされた当時はエビ中メンバーが8人いて、大サビ(終盤のサビ前に置かれる独自のメロディー部分)は二人ずつ交代交代で歌っていきます。

その落ちサビの部分で「ななめ40度」というワードが三回登場します。このななめ40度というのが聞いている人の想像をふくらませるんです。

30度や45度は算数の問題によく出てきていたのでぱっとイメージできますが、40度ってあまり出てこなかったですよね。でも馴染みのない角度だからこそ、聞いた人それぞれの角度を思うことができるんです。

先程書いたように交代交代でメンバーが「ななめ40度」と歌うので、いろんなタイプの40度を楽しむことができます。

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40度はなかなかない



そして今年2021年の夏、ナチュメロらんでぶーが新しく生まれ変わります。
8月18日に発売される「FAMIEN'21 L.P.」にナチュメロらんでぶーが再収録されます。

しかもこのアルバムでは、今年5月に加わった新メンバーもレコーディングに参加し、9人による歌声でナチュメロらんでぶーを聞くことができます。あの頃よりも大人になった6人、そしてあの頃の6人よりも初々しい3人による完全に新しいナチュメロらんでぶーを聞くことができるのです!

もしこのnoteを読んでナチュメロらんでぶーが気になった方がいらっしゃれば、サブスクで8人のナチュメロを聴き、8月18日以降に9人のナチュメロを聴いてくるくるサマーを楽しんでいただけると嬉しいです。

読んでいただき、ありがとうございました。



【おまけ】
レコーディングの動画もちょっと公開されてます(1:43~)。

ラストのあやちゃんの謎掛けがめちゃくちゃ上手い。




いつもキレイに使っていただき、ありがとうございます。