初めての東京遠征
地方に住んでいるオタクはいずれ経験しないといけないことがある。
ライブ観戦を目的とした東京遠征だ。
私が初めて東京に遠征したのは2013年の春の終わり。
ライブビューイングでももいろクローバーZ(ももクロ)のライブを楽しんできたが、初のファンクラブ限定ライブを開催するということで東京遠征を決意した。
当時私は学生だったので、バイトで貯めたお金を新幹線代やホテル代につぎ込んだ。
深夜バスや漫画喫茶を使って節約しろよ
と思うかもしれないが、初めての遠征でそれは少し怖かった。
そのライブは平日に開催だったので、授業をサボっての参加になった。
先生方、ごめんなさい。
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平日の昼間に現地に着いた俺は、とりあえず荷物をホテルに置き、ライブに必要なブツを持って会場に向かった。
ももクロにとって初めてのファンクラブライブだったので、とにかく入場が厳重だった。
チケット・身分証明証・会員証の三点セットが必要だったので、これだけは絶対に失くさないように握りしめ続けた。
USJでもディズニーランドでも味わったことがないくらい並んだ。
隣のももか推しのオジサンが優しい方だったので、私との会話に付き合ってくれ、退屈せずにすんだ。
本人確認を終えて座席が書かれたチケットをもらった後、オジサンは別れ際に缶ジュースを一本おごってくれた。
オジサン、ただただ迷惑をかけてしまいごめんなさい。
そしてありがとう。
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ライブの開幕は夜の7時とかだったかな。
あれ以来一度も被ってないホワイトベレーを被り、その時を待っていた。
会場が真っ暗になり、5色のペンライトの光に包まれた時は感動した。
ライブビューイングで見た時も感動したけど、そこで見た輝きは遥かに超えてきた。
ライブの内容は百田夏菜子プロデュースによるもの。
何年も前なのでライブの内容については詳しいセトリは流石に忘れたが、ざっくり言うと最初から最後まで熱いものだった。
Chai Maxxをたくさんやったことだけはかすかに覚えている。
興奮に包まれたまま会場を後にし、ホテルで余韻に浸りながら体の疲れをベッドで癒していた。
「生で見るライブってこんなに良いものなのか・・・。またバイトを頑張ってお金を貯めて、遠征しよう。」
そんなことを考え、気がついたら眠りに落ちていた。
次の日の朝、ホテルを後にし、駅に着く前にもう一度会場の前を通った。
自分は参戦できないが、この日もライブが2部開催される。
(平日なのにも関わらず無数のモノノフが並んでいるの、傍からみるとまあまあ異様な光景だな)
そんなことを考えながら、私は横浜の地を後にすることにした。
モノノフのみなさん、ごめんなさい。
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あれ?このとき行ったの横浜だ!
横浜アリーナで開催されたファンクラブ限定ライブの思い出だ!
ももクロがライブする予定だった日産スタジアムを下見に行った覚えもあるぞ!
・・・東京までギリギリ行ってませんでした。
読んでくださった方、タイトル詐欺してごめんなさい。
いつもキレイに使っていただき、ありがとうございます。