見出し画像

~おすすめ本~ 僕たちはどう伝えるか 中田敦彦

オリラジの中田さんの著書『僕たちはどう伝えるか』を拝読しました。

しくじり先生や、中田敦彦のYouTubeチャンネル等で、そのプレゼンスキルの高さは周知の事実だと思います。

本書は、そのプレゼンについての考え方が述べられたものです。

とても短い本ですが、中田さんの考え方がよく伝わってくる内容でした。

個人的に重要だと思ったポイントをざっくりまとめてみました。

・プロと素人では声量が違う。
ジェスチャーよりも、スピードと強弱
何を伝えるかよりも、誰が伝えるか

これらについて解説していきます。

⚫ プロと素人では声量が違う。

プレゼンが上手い人は、声量があります。

中田さんは、
プロの声量が8だとしたら、素人は2

と述べていました。

つまり、一般の人がプロ並にプレゼンをしようとするならば、4倍の声量がいるのです。

それほど、隔たりがあります。

そして、大きい声が出せるから、小さい声も織り混ぜることで強弱が生まれます。

野球で例えるならば、早いストレートを投げれるピッチャーだからこそ、チェンジアップのような遅い変化球が効果的になる。

っていうのと同じかもしれません。

⚫ ジェスチャーよりも、スピードと強弱

プレゼンにおいて、ジェスチャーはとても有効であるというのは、多くの人が心得ていることかもしれません。

しかし、どうジェスチャーするかを意識するよりも、話のスピードや強弱を意識することが大切だと中田さんは主張しています。

特に、
大きい声量で早いテンポ」の話しで聞き手を引き付けて、
重要なポイントはゆっくり伝える。

というのがコツ です。

ちなみに、一朝一夕に身に付くものでもないので、日頃から練習を積むことが重要ですね。

中田さんは、本番前は3人に実際のプレゼンを披露して微調整されてるみたいです。
すごい努力、、、

⚫ 何を伝えるかよりも、誰が伝えるか

話し手の態度ってすごく重要ですよね。

素晴らしい内容の話を自信無さげに話してる人のプレゼンよりも、中身は普通でも堂々と話している人のプレゼンに引き込まれるものです。

だからこそ、自分で自分のハードルを下げるような表現はするべきでないと本の中で述べられています。

例えば、「人前は苦手なのですが、」とか「喋り下手なので、ご容赦ください」など

嘘のない素直な気持ちかもしれませんが、聞き手に弱さを感じさせてしまう点ではマイナスになります。

さらに、自分の中で「多少出来が悪くても良いか」という甘えも出てきてしまいますよね。

いつでも、自分がどう見られてるか。というのを意識する必要があります。