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ブラインドサッカーをするのは手段であり目的ではないということ 〜鹿島アントラーズ小泉社長の動画を視聴して〜

私がGMを務めているスフィーダ世田谷BFCにとって、ブラインドサッカーをするのは「手段」

「目が見える人とみえない人がいつも笑いあえる社会を世田谷につくる」が目的(ビジョン)


これからは広告宣伝としてパートナーを獲得する時代ではないです。

「ブラインドサッカーをしているのでお金の支援をお願いします」という時代は終わりです。

「ブラインドサッカーを通じて社会課題の解決を目指しています。社会課題の解決を一緒に目指しませんか?」という時代だと思います。

ブラインドサッカーチームが試合以外の価値を生み出していかなければ、ビジョンは実現できません。

ブラインドサッカーのユニフォームに企業のロゴを掲示してもどれだけの広告宣伝効果があると思いますか?

私はほぼゼロだと思っています。

ましてやスフィーダ世田谷BFCはできたばかりの新しいチームな上に、ビギナーが多くて決して強くはないチームです。
そこには広告宣伝効果はほぼないでしょう。

そして、ビギナーが多いチーム、勝利はめざすけど勝利がすべではなく、世田谷の社会課題を解決しながら、暮らしやすいコミュニティを醸成していくことが目的のチーム。

どんな試合結果になろうとも応援するファンが「応援してよかった」と思えることを大切にしています。

たとえ惨敗の試合結果だとしても多くの世田谷区民から応援されることを大切に考えています。

何年後になるかわかりませんが、日本一になったときに応援してくださるファンが殆どいない状態だとしたら、スフィーダ世田谷BFCのビジョンは実現できません。

スフィーダ世田谷BFCがコミュニティを醸成していき、繋がっていき、その結果多くの人に応援されながら日本一なることがビジョンの実現に近づく道だと思っています。

SDGsやESGの視点でパートナーと協力して活動していくことが大切な時代に入ってます。

スポンサーという言葉はスポーツでは死語になって欲しいと思っています。スポンサーはクラブが支援を受ける一方的な流れと思ってます。

パートナーはクラブと企業・団体が手を取り合い社会課題の解決をしていく関係だと思っています。

うちのチームが絵本の読み聞かせと見えない世界を感じる体験のプレゼント活動をこの2年間行っているのは、社会の課題解決のためです。
世田谷区民から寄せられた社会課題解決の要望を世田谷区に代わってスフィーダ世田谷BFCが行おうと思ったからです。

鹿島アントラーズ社長の小泉さんのYouTube 動画を見て思ったことを記してみました。

https://youtu.be/Emf3rMNJ7AI?t=697

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