面接で短所を聞かれたら失敗談を語れ
面接で困る質問のひとつに「短所」があります。短所を伝えたら不採用になるんじゃないかと本能的に思ってしまいますよね。そこでどう答えたらいいかを書いていきます。
面接マニュアルでは以下の3つが大切だと書かれています。
・長所を短所に言い換える
・短所のエピソードを交える
・短所を克服するための改善策
確かに論理的には正しいです。でもほとんどの人が例文の中で自分に合ったものを丸暗記している人がほとんどです。だから面接の現場では同じような答えばかりになってしまいます。
そこで面接における「短所」を答える際に重要なポイントが2つをご紹介します。
正直に伝える
ひとつは正直に伝えることです。決して嘘の弱みを伝えてはいけません。面接は会話全体で判断していくので、質問ごとに嘘をついていると話の辻褄が合わなくなってしまいます。そもそも、嘘をつくことは誠実さにかけた行為なので一緒に働きたいと思ってもらえません。
また、短所を聞かれているのにあきらかに長所を答えてしまうケースも誠実さにかけます。例えば「頑張りすぎる性格です」「お節介をしてしまう」「没頭する傾向がある」「仕事を抱え込みやすい」などの文言はよく短所の回答例にもでてきますが、面接官からすると短所と見せかけて長所を言っていることはすぐにばれてしまいます。
長所と短所は表裏一体なので長所の裏返しが短所になることは往々にしてありますし、私もそれをおススメしています。
でも、ワードチョイスが長所よりになっていることが問題なんです。
また、長所自体が見栄を張った嘘であれば短所も嘘になるので、自分の長所をしっかりと把握することから始めてください。
ストーリーで伝える
自分の短所が明確になったら、次は伝え方です。面接マニュアルなどではエピソードを付け加えることを推奨しています。もちろんこのエピソードも正直に伝える事が大事なのは言うまでもありません。ココでのポイントは失敗談を語るということです。
面接マニュアルの回答例は綺麗なストーリーですが、出来過ぎていてリアリティがありません。短所は誰にでもあるもので、そう簡単には直りません。短所が直るということは長所が無くなるということでもあるからです。
なので長所ならではの失敗したエピソードを正直に伝えましょう。
この記事では回答例はあえて記載しませんでした。
それは自分の人生を振り返って自分でエピソードを発見する必要があるからです。
そのエピソードはあなただけのストーリーでオリジナリティそのものです。
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